【広島】広島市安佐南区八木を襲った20日未明の高速土砂災害で団員が1人、犠牲になった。民団広島本部(沈勝義団長)が22日、明らかにした。
亡くなったのは安佐支部の安根柱さん(75)。同本部によれば、安さんは2階建て自宅の1階で就寝中、土砂に巻き込まれた。遺体は警察署に安置されていたが、21日午前1時ごろ、二男の浩志さんが確認した。22日の葬儀には民団広島本部から沈団長らが参列した。
2階にいた夫人の鄭光子さん(71)はがれきの中から救出され、安佐市民病院に搬送されたが、重体とのこと。
同じく、安佐支部所属の丁正 氏宅も土砂の流入で家が傾いた。
26日現在、死者は60人を数えた。
(2014.8.27 民団新聞)