植民地統治期をはるかにさかのぼる近代の極めて早い時期、過酷な労働から脱出した朝鮮人をアイヌの人々が支援し、定住を助けていたことが苫小牧駒澤大学の石純姫教授の研究で明らかになった。石教授は14年前、アイヌ文化伝承者の朝鮮人と出会ったことに衝撃を受け、歴史的なつながりが形成された過程について調査・研究を進めてきた。その成果をまとめた『朝鮮人とアイヌ民族の歴史的...
「韓日友好の絆」絶やすな…中央団長光復第74周年慶祝辞 中央団長 呂健二 親愛なる同胞の皆さん! 過酷な植民地支配から解放されて、74年目となる8月15日を迎えました。
新大久保コリアンタウン(東京・新宿区)を訪れる10代、20代を中心にした女性たちの間で注目されているのが、韓国料理やスイーツ、雑貨などインスタ映えする商品だ。なかで...
2014年にユネスコ世界無形文化遺産に登録された農楽は、韓国に古くから伝わる伝統打楽器を用い、大人数で演奏しながら様々なパフォーマンスを行う韓国では最も大衆的な伝統芸能だと言っても過言ではない。農楽は文字通り、農家、農民、農村の音楽という意味で、農村地方で古くから継承され、村の共同体の和合と住民の安寧の祈願に向け、伝統打楽器等を合奏のみならず演劇等も繰り広...
「地上の楽園」デマ振りまき…帰還9万人、民団のみ抵抗 「祖国は地上の楽園」との北韓当局と朝総連の虚偽宣伝および日本政府と政党の積極的協力と日本マスコミあげての北韓体制賛美キャンペーンのもとで推進された「北送」(1959年12月~84年)開始から60年になる。この「事業」で7000人あまりの...
在日同胞の中・高校生を対象に夏休みを活用して母国と触れあい、全国の同世代が連帯を広げる「2019在日同胞次世代サマースクール」(民団主催、在外同胞財団後援)の中学生コース(7月25日~28日)と高校生コース(7月31日~8月3日)が今年も開催された。北は北海道から南は鹿児島まで全国29地方本部から参加した151人(中学94人、高校57人)は4日間、ともに学...
北送60年を思いつつ 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会名誉代表 山田文明 「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」(以下守る会)の誕生過程は、私たち中心会員にもあまり知られていませんでした。今年2月に発行した私たちの理論誌『光射せ!』第16号に...
離散家族としてのわが家 韓国現代史研究家 金一男 「帰国運動」にからむ、筆者個人の家庭事情について述べたい。19歳の父は、すでに日本に来ていた姉を頼って玄界灘を渡った。1937年のことである。翌年、一時帰国していた父と全羅南道和順で挙式した母もまた玄界灘...
朝鮮放送協会最期の日々 山崎金三郎の甘苦い記憶 何もかもあつけらかんと西日中久保田万太郎 「終戦」と前書されたこの句には、戦争のくびきからの解放感と激しい陽射しにさらされた喪失感が交錯している。 19...