掲載日 : [2023-04-05] 照会数 : 4984
本国投資協会、母国修学生に奨学金
[ 本国投資協会総会 ] [ 2023年度奨学証書が36人に授与された(ソウル市内) ]
総会「韓日関係改善へ役割」
金和男会長 23年総会で抱負
過去最多の36人奨学生選抜
【ソウル】在日韓国人本国投資協会(金和男会長)は3月22日、母国修学生36人に奨学証書を手渡した。同協会は母国で学ぶ在日同胞学生たちを対象に2009年から奨学事業を実施しているが、今年は過去最多の選抜数となった。
これまで延べ259人に計9億1050万ウォンの奨学金を伝達してきた。昨年度には奨学基金募金額が13億ウォンに達し、奨学金も一人あたり400万ウォンに引き上げた。
在日韓国人本国投資協会の23年度総会が3月22日、ソウル市内で開かれ、呂健二民団中央本部団長が出席した。
総会では22年度事業実績報告、監査報告及び収支決算と23年度事業計画と収支予算を原案通り承認した。
金会長は「12年ぶり韓日首脳会談が開催されるなど肯定的変化が起きている」とし「新政権出帆以降、貿易摩擦や過去事問題などで冷え切った韓日関係に改善の兆しが見えるなか、政治とは別途、民間レベルで韓国と日本の両国をよく知る在日同胞企業人らの役割は重要である」と語った。
同協会は在日韓国人の本国投資誘致の促進及び、会員社の諸般相談の実施、故国に設立した在日韓国人企業同士の親睦を図り、有益な経営情報の提供などを目的として74年に設立された。
(2023.04.05民団新聞)