掲載日 : [2010-06-23] 照会数 : 5790
親子3代キムチづくり 第一物産 創業50周年祝う
[ 招待客と歓談する黄社長(左) ]
3代にわたり伝統の発酵キムチを作り続けてきた第一物産(黄恵蘭社長)は10日、都内のホテルで「創業50周年感謝の集い」を開いた。レインズインターナショナルの西山知義社長をはじめ約200人が出席した。
同社は、1960年に1世の姜庚喜、高任鉉夫妻が東京・上野に韓国食品店をオープン。68年に2代目として姜恩順社長が就任し、「世界の食卓へキムチを」をスローガンに掲げた。05年に現在の黄社長が3代目を引き継いだ。
黄社長は「祖父母が小さなキムチ店を始めてから50年。今では工場センターや配送センター、レストランなど130人を超す社員を擁する会社に成長した。先代の姜は常に、キムチが日本の食卓に受け入れられると信じつつ全国を駆け回り、ひたすら健康によい発酵キムチを作り続けた。その思いを今後も引き継いでいきたい」と挨拶した。
会場では、50年間の社史やキムチ工場、秘伝キムチの作り方などを映像で紹介、参加者が思い出話に花を咲かせた。
(2010.6.23 民団新聞)