唯一、死後にピューリッツァー賞を受賞したアメリカの女性作家、シルヴィア・プラスの人生をミュージカル化した韓国発、日本初演となる『シルヴィア、生きる』が、東京・中野の劇場:ザ・ポケットで上演中だ。
シルヴィア・プラスの残した詩と小説をミクスチュアし、音楽と重ね合わせたのは韓国で新進気鋭のクリエイター集団JakJakのチョ・ユンジとキム・スンミン。本作は彼女たちのデビュー作にして韓国ミュージカル・アワーズの大賞にノミネートされる快挙を成し遂げ大注目となった。女性として生きる苦悩や社会問題を描いた作風から、韓国そして日本でも女性を中心に支持を得ている話題作だ。
“非常停止”、シルヴィアはその生涯で三度自殺を試みたという。十年ごとに試みられた“非常停止”は、死へ向かうものではなく新たな生に対するトライ、“生き直し”だった。本作では“死”ではなく“生”を探し求め“生”にたどりつく物語として、彼女が残した詩と小説を彼女の人生に重ね合わせ、誰もが生きていく中で感じ得る閉塞感や「何者でもなく、何者かになる」という想いを歌と音楽で紡いでいる。
公演は4月26日まで。公式サイト: www.consept-s.com/reborn/litera2