掲載日 : [2015-06-24] 照会数 : 6161
韓半島ゆかりの名所・旧跡探訪…民団埼玉オリニ
[ 高麗神社を訪れ、関係者から説明を受ける ]
【埼玉】民団埼玉本部(景民杓団長)は20日、韓半島ゆかりの名所・旧跡を訪ねる「オリニ歴史探訪」を実施した。来年の高麗郡建郡1300年を前にした初の企画。オリニ42人が保護者とともに、高句麗から渡日して高い技術でこの地を開拓した高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)をはじめとする高麗人に思いを馳せた。
はじめに日高市の高麗神社を訪ね、同神社の神職を代々勤めてきた高麗家と旧高麗郡の歴史について学んだ。さらに境内を進んで、国指定重要文化財である茅葺き入母屋造りの高麗家住宅を見学した。
続いて、高麗王若光の菩提寺として建てられた高麗山聖天院にも足を運んだ。西方山腹には在日韓国人有志が建立した在日韓民族無縁仏慰霊塔が建っている。
景団長が、関東大震災や強制徴用、原爆で犠牲となった同胞たちの霊を祀っていると説明すると、慰霊塔の前で小さな手を合わせるオリニの姿も見られた。
(2015.6.24 民団新聞)