掲載日 : [2023-03-22] 照会数 : 5656
〈寄稿〉中央本部を貶め民団を蝕む反知性主義者①
【寄稿】中央本部を貶め民団を蝕む反知性主義者①
「密室での三機関長選出」は真っ赤な嘘
なにが事実で、なにがフェイクなのか?
《再検証》中央監察委員長、旧「正常化委」代表、「求める会」の言動
朴容正・民団中央本部副議長
中央本部を貶め民団を蝕む反知性主義者
3者「一体化」 デマ発信を繰り返す
2021年4月6日終了の第55回定期中央大会以来、「密室での三機関長選出」、「規約無視の大会で再選された『正当性のない呂健二執行部』」などと真っ赤な嘘をつき、いまだにデマやフェイクニュースの発信・拡散をやめない李壽源・民団東京本部団長(旧「民団中央正常化委員会」代表)と呉公太「臨時大会開催を求める会」共同代表(前民団中央本部団長、任泰洙中央団長候補選挙事務所選対本部長)。それに加担して、「呂健二中央団長と朴安淳中央議長を停権3年処分にした。もはや団長でも議長でもない」などと、規約をまったく無視し、しかも虚偽に満ちた「公文」を乱発している金春植・民団中央本部監察委員長。反知性主義者そしてデマゴーグ化した3者は、民団の基本ルールを完全に歪曲・無視して暴走を続け、民団中央本部を貶め、民団組織を蝕んでいます。
反知性主義者の最大の特徴は「少し時間と手間をかければ根拠がないことが露見する話、調べれば簡単にばれる嘘」を自信たっぷりに語ることにあります。普通なら「気後れして言えないこと」を断定的に語る。この人たちの言動には気後れというものがありません。実証性や客観性を軽視もしくは無視しているので、事実に基づいた反証を彼らは受け入れず、無視するかつぶしにかかります。反知性主義者と化した呉公太「求める会」共同代表、李壽源東京本部団長、金春植中央監察委員長らは、目的のためには手段を選ばず、嘘を承知の上で反復を厭いません。むしろ反復に固執します。この人たちは同じ言葉づかいで、同じロジックを繰り返します。意図的にデマを流し拡散しているので、批判されても痛くもかゆくもないのです。虚偽に満ちた「公文」の乱発をやめず、今では民団中央本部を貶める先頭に立っている金春植中央監察委員長からみてみましょう。
不羈独立・厳正中立・公明正大と対極
《中央監察委員長》
金春植中央監察委員長は、「呂健二団長は規約を無視した中央選挙管理委員会によって選出された正当性がない団長だ」と主張しフェイクニュースを発信してきた「民団中央正常化委員会」(以下「正常化委」)と「臨時大会開催を求める会」(以下「求める会」)に積極的・明示的に加担してきました。
たとえば、金春植委員長は、21年の第55回定期中央大会について「規約を無視した不当なもの」とし、中央選挙管理委員長、呂健二団長および朴安淳議長を誹謗中傷・攻撃する、正体不明で主語を「私」とする「怪文書」(「正常化委」の主張を代弁)を21年11月に作成。李壽源東京本部団長との合意のもとに、関東地方協議会(21年11月30日)で、なんの説明もなく東京本部職員をして参加者に配布しています。中央監察委員会による「怪文書の作成」および関東地方協議会での「怪文書の配布」は前代未聞のことです。金春植中央監察委員長と李壽源東京本部団長は、関東地方協議会会議参加者に対して、いまだに釈明も謝罪もしておりません。
しかも、金春植委員長は、昨年3月には第76回定期中央委員会の正常進行を妨害するための「台本」(シナリオ)を「求める会」と協議・作成。定期中央委員会前夜の「求める会」による「臨時大会を勝ち取る決起集会」に参加し、当日には役割分担に基づいて行動しました。金春植中央監察委員長は、定期中央委員会の正常運営妨害・混乱化の共謀者かつ実行者でした。
ばかりではありません。中央委員会混乱化の「共同正犯」であり、「規約無視の張本人」であることを隠蔽するために、「第76回定期中央委員会の成立は無効だ」などとする「公文」を発信し、地方本部三機関長・中央傘下団体長、そして中央委員らを欺き騙そうとしました。ちなみに、昨年の定期中央委員会では、「議決機関報告」と「執行機関報告」は承認されましたが、虚偽に満ちた「監察機関報告」は否決されました。
常軌逸した「団長・議長停権処分」
その後も「公文」をもって意図的にフェイクニュースを拡散、その挙句には、「中央大会で選出された団長・議長らに対する懲戒」には「中央委員会の事前同意」が不可欠とする「規約第75条但書(1)」を無視し、「中央委員会の同意」がないにもかかわらず、「呂健二中央団長と朴安淳中央議長を停権3年処分にした。いかなる場合も『団長』と『議長』の役職を使用してはならない」とする「公文」(昨年7月14日、8月14日)を発信。規約違反・無視だと指摘・批判されているにもかかわらず、撤回せず、「呂健二氏および朴安淳氏はもはや団長でも議長でもない」と、いまだに強弁しています。
金春植委員長は、民団の施策、活動方針、予算案、規約の改正、規約に関する統一解釈など諸般事項を審議決定する中央委員会の存在・役割・権限をまったく無視しています。過去には規約の下位規定の「規約運用に関する見解統一」に「中央委員の処罰時には中央委員会の同意を前提とするが、事後承認も可能とする」との文言もありました。しかし、20000年1月の第52回臨時中央委員会および同年3月の第53回定期中央委員会において論議され、「大会で選出された役員を中央委員会の事前承認なしに処分するのは規約の不当解釈だ」「規約と矛盾する」として満場一致で削除されました。それによって「但書(1)」の「中央委員会の同意」は「事前の同意」に限定されることが確認されたのです。このことは、21年11月19日に提出された「監察機関職務検証委員会」の検証結果からも明らかです。
暴走エスカレート・規約無視・私物化
金春植委員長は、「停権3年処分」について、東京本部(6月15日)を皮切りとする21地方本部(うち2カ所は直轄地方本部)からの「提訴文」(被提訴人:呂健二中央団長・朴安淳中央議長)に基づくものだとしています。各地方本部の「提訴文」は東京本部作成のものを雛型にしており、ほとんど同一です。これらの地方本部の団長らは、昨年3月の定期中央委員会前夜の「求める会」による「決起集会」に李壽源東京本部団長らとともに参加。中央委員会の途中で李壽源東京本部団長の合図に基づき共に退場した人たちと重なります。李壽源東京本部団長が代表となっていた「正常化委」にも団長らが参加していた地方本部でもあります。しかも「決起集会」には金春植委員長が監察委員2人を連れて参加、呉公太「求める会」共同代表、李壽源東京本部団長らと中央委員会での「混乱化」役割分担を再確認していました。
「中央委員会の同意を得ることなし」に、すなわち「規約を無視」=「中央委員会を無視」してまで金春植委員長が強行した「呂健二団長と朴安淳議長に対する懲戒処分(停権3年)」は、「規約無視の大会で選挙管理委員会によって選出された呂健二団長。臨時中央大会の開催を」などと喧伝・主張している呉公太「求める会」共同代表および旧「正常化委」代表の李壽源東京本部団長らとの完全な出来レースです。
このように、「規約の番人」として誰よりも規約を順守し、「厳正中立」「公明正大」の基本理念に基づき「組織防衛」の先頭に立たなければならない中央監察委員会の委員長が、規約を無視して「求める会」共同代表および東京本部団長らによる「組織混乱・破壊行為」に明示的に加担し、今では組織混乱を引き起こす確信犯として、民団を不当に貶める先導役を果たしているのです。まさに常軌を逸しています。
「不羈独立」「厳正中立」「公明正大」と真逆の言動を繰り返している金春植委員長は、今年の「新春メッセージ」でも、「監察機関は規約に則り不羈独立の立場から民団の正しい組織運営を目指して(21年の第55回定期中央大会に端を発した)この混乱に対処してまいりました」と真っ赤な嘘をつき、「監察機関は規約の番人として厳正中立・公明正大の基本理念に基づき、民団の正しい組織運営の管理監督者として尽力してまいります」などと強弁して、いささかも恥じるところがありません。
※虚言は、本文末添付の「デマゴーグと化した中央監察委員長(嘘A~H)」にも列挙。
「新年のあいさつ」でも虚言・責任転嫁
《旧「正常化委」代表・東京本部団長》
旧「正常化委」代表の李壽源東京本部団長は、金春植中央監察委員長の明確かつ重大な規約違反・無視について積極的に支持・擁護しています。今年1月1日付「民団東京」掲載の「新年あいさつ」でも「昨年(原文ママ)からの中央大会混乱事態は、いまだ収束しておりません。この混乱事態の根本原因を挙げるとすれば、コロナ禍という事由で、大会構成員の約500名もの中央委員、代議員が、数名の中央役員以外、誰一人として出席することなく、閉ざされた密室で三機関長を選出してしまったことです」と虚言を弄し、あいも変わらず中央選挙管理委員会、呂健二団長および朴安淳議長を誹謗中傷・攻撃しています。
21年2月の第75回定期中央委員会および第55回定期中央大会は、全国的に新型コロナウイルス感染拡大が止まない状況にあって、中央委員会(定員205名以内)および500名を超える中央委員・代議員を一堂に集めての中央大会の開催は不可能なため、それぞれ「書面決議」(中央委員会)、「郵便投票」(大会)とし、当日、会場でのあいさつ、報告などはユーチューブでの視聴となったのです。これはそれに先立つ1月20日の中央執行委員会・三機関協議および選挙管理委員会との協議、決定事項であり、その旨の「公文」が送付されています。
したがって、2月26日の第75回定期中央委員会は、書面決議方式で行われ、同日の第55回定期中央大会は、中央本部の三機関役員、選挙管理委員会委員、三機関長立候補者、開票時の立会人、運営要員(中央常任委員・職員)、顧問らのみが参席して行われたのです。選挙管理委員会の要請で休会となり、続会された3月12日も同様でした。4月6日の再続会も、同大会開催・運営の基本ルールを順守したに過ぎません。中央委員・代議員らはユーチューブによって大会の進行を視聴できました。当時民団神奈川県川崎支部団長で中央代議員であった私も視聴しました。つまり「密室での選出」というのはまったくの嘘で、為にするものです。
すべては任泰洙候補者の欺瞞から始まった
前述のように21年の定期大会での三機関長選出は、「郵便投票」が事前に実施されており、当初から大会当日の「全国各地からの500名を超える中央委員・代議員の出席」は想定されていません。李壽源東京本部団長は、当時中央執行委員会のメンバーであり、こうした経緯をよく知っています。それにもかかわらず、「混乱事態の根本原因は中央委員・代議員の出席なき大会。密室での三機関長選出」だと、「新年あいさつ」において、いまだに事実を歪曲し虚言を弄しているのはなぜでしょうか。「正常化委」代表だった李壽源東京本部団長は、呉公太「求める会」共同代表および金春植中央監察委員長との合意・連携の下で、嘘を承知の上で、虚偽情報の拡散を執拗に続けているのです。
そもそも、「混乱事態」の発端は、第55回定期中央大会に際して任泰洙団長立候補者および呉公太・同選挙対策本部長(当時)が、選挙運動期間中および「郵便投票」期間中、そして定期中央大会開会中も、「恐喝未遂事件とは全く関係ないことが判明し無実で不起訴になった」と嘘をつきとおし、全国の中央委員・代議員ら有権者を欺いてきたことです。定期大会終了の翌日には、呉公太前中央本部団長の主導により李壽源東京本部団長を代表とする「正常化委」を発足させ、問題をすり替え、詭弁・虚言を弄してフェイクニュースを発信。中央委員・代議員らを欺き、地方本部を巻き込んで「民団の混乱・分裂」を吹聴・扇動してきたのです。その後、同年12月に「求める会」を発足させ共同代表となった呉公太前中央本部団長は、李壽源東京本部団長らと共に扇動的なフェイクニュースの発信をやめず、事実と異なる一方的な情報操作をもって、中央委員、代議員、そして一般団員らをミスリードしようとしているのです。
李壽源東京本部団長は、昨年7月22日の東京本部執行委員会及び支団長・傘下団体長会議で「中央監察委員会による中央本部団長・議長に対する処分決定は規約に基づいたものだ」と虚偽報告。第77周年光復節中央記念式典(8月15日)に「停権処分の状態にある呂健二団長と朴安淳議長が出席することは、在日同胞の歴史に恥ずべき汚点を残すことになる」として、「出席は辞退するべきだ」と通告することを「決議」しています。
醜悪・象徴的な「中央本部への回答公文」
現中央団長および現中央議長を「前」中央団長、「前」中央議長と不当に貶めた李壽源東京本部団長の愚行・暴挙は、そればかりではありません。光復節中央記念式典において、中央本部慶祝辞のために呂健二団長が登壇すると、安容範東京本部議長と一部副団長・支団長らが、「呂健二氏を中央団長として認めない」と強弁する金春植中央監察委員長と張仙鶴中央監察委員と共に「もうあなたは団長でない」と叫び席を立っています。民団にとって最も重要かつ厳粛な式典であり、本国政府の代表である尹徳敏大使が着任後初めて臨席した大切な光復節中央記念式典で、民団の根本規範である規約を無視した金春植中央監察委員長と行動を共にし、醜態をさらしたのです。李壽源東京本部団長は、そのことを事前に知りながら制止せず容認したのです。
このため民団中央組織局長は8月26日、安容範議長と副団長を含む東京本部一部役員らの退席について、「本団の名誉と権威を損傷したもの」として、「東京本部団長を受信者とする公文」で釈明を求めました。ところが、これに対する東京本部の8月30日付「回答公文」は、常軌を逸した虚偽に満ちた作文でした。
「安容範議長と一部副団長らの退席」は「密室での出来事」ではありません。光復節中央記念式典は中央本部主催・東京本部主管の公開行事です。多くの東京本部役員・団員らと共に李壽源団長は、「醜態」(退席)を見ています。それにもかかわらず「回答公文」は、その場にはいなかったかのように「一部出席者が退席したと聞き及んでいます」などと表明。安容範議長と一部副団長らが「もうあなたは団長ではない」などと声を上げて退席しているのに、退席理由について「トイレ、緊急の電話、気分・体調不良等々なのか、各個人のプライバシー、人権を尊重しなければならない自由民主主義社会では確認しようがありません」と平気で嘘を重ねています。さらに「今後『醜態』『不逞』行為とみなされないよう、トイレや体調が悪くても退席禁止とするかを検討させて頂きます」などと、問題を隠蔽、矮小化していささかも恥じるところがありません。
これが旧「正常化委」代表の李壽源東京本部団長による「中央本部への回答公文」なのです。どこまで嘘に嘘を重ねるのか。李壽源東京本部団長は、ここまで破廉恥で常軌を逸した「回答公文」の作成・発信を指示しながら、反省して撤回することなく平然としています。まっとうな感覚ではありません。反知性主義者にしてデマゴーグと言わざるを得ません。前述の「新年あいさつ」では「我が東京本部は、民団創団の地である東京の地方本部としての使命と矜持を持って、決して揺るがず進んで参ります」などと力説しています。だが、醜悪で誰が見ても非常識極まりない「中央本部への回答公文」の作成・発信は「使命と矜持」の対極にあります。
虚偽情報を拡散し継続中央委員を欺く
《「求める会」共同代表》
金春植中央監察委員長の「規約歪曲・無視」を全面的に支持・擁護し、虚偽に満ちた「通信」を印刷しばら撒いている「求める会」は、「東京本部の回答公文」と同日付の「求める会通信・第9号」(8月30日)の裏(うら)面で、「77周年光復節/停権処分者が出席強行/監察委員長ら抗議の退席」「東京本部/関東大震災追念式/呂氏の献花を拒否」と東京本部の暴挙を全面的に擁護。「前日の8月14日に停権処分が確定した呂健二氏、朴安淳氏の動向が注目されていたが、出席を強行した呂元団長が『団長挨拶』をしようと登壇した瞬間、『もうあなたは団長ではない!』との抗議の声が会場の数か所から上がり、規約遵守を求める東京本部副団長や支部団長らが抗議の退席をした」と大書特筆しています。「東京本部の回答公文」がいかにデタラメで虚偽に満ちたものであるかがわかります。
中央監察機関をアンタッチャブル視
同「求める会通信」の表(おもて)面は「呂団長、朴議長『停権3年』/監察委の処分が確定」とのトップ見出し・記事で中央監察委員会の主張を喧伝。金春植中央監察委員長の規約無視、そして中央監察委員会の暴走、私物化を積極的に擁護するために、「規約第75条但書(1)」に関して、「(「事前の同意が必要」と)規約に明示しなかった理由は、事前の同意が必ず必要であれば、民団規約の三権分立制という民主制度、監察機関の不羈独立性を毀損することになり、規約の整合性に齟齬をきたすからである」と、いかにもとってつけた注釈をつけ、平然と嘘・デマを流すことによって地方本部三機関長および中央委員らを欺こうとしています。
「規約第75条但書(1)」は短文であり、複雑でも難解でもありません。「中央大会で選出された役員と顧問及び中央委員に対する懲戒は中央委員会の同意を得ねばならない」と明記しています。「中央委員会の同意なしに勝手に懲戒処分はできません。(事前の)同意が必要です」と、中学生でも注釈なしで読解・理解できます。だから、「事前の同意が必ず必要」とことさらに明示する必要がなかったのです。中央委員会の権威を高め、中央委員らの身分を保障するために、「中央大会で選出された中央団長・議長ら役員、中央委員」らを中央監察委員会が懲戒処分するには、中央委員会の「事前同意」が必要不可欠だとしているのです。中央委員会の「事前同意」は、民団規約に基づく、三権分立制、監察機関の不羈独立性を何ら毀損するものではありません。
民団の「三権分立制」は、民団組織の適正な運営のために、規約に基づき相互尊重を前提に執行、議決、監察の3機関が抑制・均衡(チェック・アンド・バランス)関係の中で特定機関・個人による恣意的な規約の解釈を防止し、暴走を阻止するための仕組みです。監察機関の「不羈独立」とは、他の束縛を受けないで職務を遂行するということであり、「監察機関を聖域視し、規約を無視して、中央委員会を無視して、好き勝手に何をしてもよい」という意味では決してありません。「中央監察機関は無謬(むびゅう)であり不可触(アンタッチャブル)である。他の機関が意見を表明したり疑問を提起することはできない。応答・説明責任はない」といわんばかりの金春植中央監察委員長および「求める会」の主張は、民団規約をまったく無視するものであり、「三権分立制」をも否定し、監察委員会の暴走・私物化を促進するものです。
事実を事実として共有することを拒否
この2年、任泰洙候補・呉公太選対本部長の嘘・欺瞞から始まり、李壽源「正常化委」代表(東京本部団長)、そして呉公太「求める会」共同代表らは、「あったことをなかった」とし、「なかったことをあった」として「不都合な事実」の隠蔽に力を注ぎ、「自分に都合の良い物語」をねつ造してきました。選挙の公正・公平を確保するための選挙管理規定を無視し、中央委員・代議員らを騙し、欺いたことについて、いまだに「お詫びと謝罪」の言葉がありません。
それどころか、呉公太「求める会」共同代表らと旧「正常化委」の代表だった李壽源東京本部団長は、「混乱の元凶となったのは21年2月に行われた中央大会だ。公平公正であるべき選挙管理委員会が規約を完全に無視した選挙運営を行ったことが原因だ」と、繰り返し嘘をつき、フェイクニュースを各地方本部および中央委員・代議員に発信しております。謝罪してしかるべき任泰洙候補および呉公太選対本部長(当時)が、問題をすり替え、責任転嫁のために嘘に嘘を重ね引き起こした「混乱事態」について、今日もなお民団各級組織・同胞を欺き、一方的に中央選挙管理委員会そして中央本部団長・議長を誹謗中傷してまったく恥じるところがありません。※本文末添付「『正常化委』・『求める会』のごまかし(嘘A~H)」参照。
李壽源東京本部団長は「正常化委」代表として、呉公太前中央本部団長(現「求める会」共同代表)と一緒に、駐日韓国特派員を招いての記者会見(21年4月)を開いたほか、特派員らの取材やインタビューに積極的に応じてきた。そして民団規約および三機関協議に基づいた第55回定期中央大会・組織運営を、規約違反で非民主的ででたらめなものであるかのように喧伝し、民団を貶めてきました。その一方で、肝心な民団同胞のための在日同胞メディアを呼んでの記者会見はもとより、取材やインタビューにも応じていません。具体的根拠・客観的事実を示しての質問に論理的に応答できないからです。そもそも同胞たちの質問・疑問に丁寧に答え、多様な意見、異論や反対意見に耳を傾ける考えは毛頭ないのです。
中央委員会の存在ないがしろに
なによりも「不羈独立、厳正中立、公明正大」でなければならない金春植中央監察委員長が、①21年11月には匿名の「怪文書」を作成し、李壽源東京本部団長との合意のもとに関東地方協議会で配布②昨年3月には第76回定期中央委員会の混乱化のためのシナリオを「求める会」と協議・合作し実行③「第76回定期中央委員会の成立は無効だ」などと虚偽に満ちた「公文」を発信④さらに規約(第75条但書1)を無視し、「呂健二団長と朴安淳議長の停権3年処分を決め確定した。もはや中央団長でも中央議長でもない」とする虚偽に満ちた「公文」を連発――するなど、李壽源東京本部団長・呉公太「求める会」共同代表と一体化し、団員同胞を欺き、民団中央本部を不当に貶める、その先頭に立っているのです。民団規約を逸脱した組織破壊行為であり、規約に則った厳正かつ速やかな対応・処分がなされなければなりません。
これまで見てきたように、金春植中央監察委員長、旧「正常化委」代表の李壽源東京本部団長、そして呉公太「求める会」共同代表らは、民団の基本ルールである規約を歪曲・無視しており、民団の施策、活動方針、予算案、規約の改正、規約に関する統一解釈など諸般事項を審議決定する中央委員会の存在・役割・権限をないがしろにしています。「密室での三機関長選出」「規約無視の選挙管理委員会が選出した団長」「今や呂健二氏は団長でない。朴安淳氏も議長ではない」と喧伝するなど、平気で嘘、デマを流し、間違いを指摘され批判された後にも撤回せず、垂れ流し続けています。具体的な根拠を示しての指摘、疑問に対して応答せず、開かれた場での合理的、客観的、実証的な議論・討論を通じて、事実を事実として共有することを拒否しています。
嘘にはもうウンザリ 建設的な議論を
この間の「中央監察委員会公文/委員長新年あいさつ」と「東京本部公文/団長新年あいさつ」、そして「求める会通信」は、金春植中央監察委員長と李壽源東京本部団長、呉公太「求める会」共同代表らが、目的達成のためには手段方法を選ばず、平気で嘘をつき、詭弁を弄して中央委員・代議員らを欺き、民団組織・同胞を貶めても平然としている、反知性主義者でありデマゴーグであることを示しています。
民団組織、団員そして在日同胞社会を大切に思い、その持続的発展について真摯に考えているのであれば、これ以上各地方本部・団員を欺き、中央選挙管理委員会を誹謗中傷し、民団中央本部への「不信」を醸成して民団組織の「混乱」を画策、長期化させるようなことがあってはなりません。団組織・同胞を貶めるフェイクニュースの対内・対外発信を速やかにやめなければなりません。
必要な論点を押さえながら具体的根拠を示して議論をする状況が成立しなければ、理性的・民主的な議論は成り立ちません。今度の第77回定期中央委員会では、民団・同胞社会において、これ以上事実が軽視され嘘がまかり通らないように、以下の重大な問題について、うやむやにせず、きちんと議論すべきでしょう。
➀2021年の中央三機関長選挙において嘘をつき中央委員・代議員を騙し欺いたのは誰か➁選挙管理規定に則った選挙管理委員会の決定と正式に選出された団長および議長への誹謗中傷を続けているのは誰か➂規約・規定を無視して恣意的に解釈し「民団の混乱・分裂」を吹聴・画策してきたのは誰か➃中央監察機関の権限乱用・暴走・私物化を批判せず、詭弁を弄して支持・擁護しているのは誰か➄いまだに虚偽に満ちた情報の対内・対外発信を続け民団組織・同胞を貶めているのは誰か。
中央委員には、民団・同胞社会のより良い将来に向けて尽力するという重大な責任があります。団員から負託されている責務の重みを再認識して、選択・決定すべき問題についての合意を目指し、客観的事実に基づいた建設的な議論・討議を望んでやみません。
ー中央本部を貶め民団を蝕む反知性主義者②に続きますー