韓日交流POPの競演 「韓流フェスタ」千人超す聴衆

　【栃木】K-POPアイドルとJ-POPアイドルの競演する「2023とちぎ韓流フェスティバル」に1000人を超えるファンが詰めかけた。民団栃木本部（陳賢徳団長）が文化、音楽、芸術を通した韓日交流をめざして6月24日、宇都宮市の県総合文化センターで開催した。

　同フェスティバルは今年で3年目。過去2回は屋外広場「宇都宮市オリオンスクエア」で実施してきた。室内会場は今年が初めて。フィナーレは「AKB48」が締めくくった。会場は総立ちの盛り上がりを見せた。

　県内では10年以上の長きにわたって市民交流イベント「日光けっこうフェスティバル」が市内で開催されてきた。民団栃木本部も主体的に参加してきたが、財政難のため2020年で中止に。かわりに民団が中心となって21年から始めたのがこの「とちぎ韓流フェスティバル」だった。

　会場には近隣の福島、茨城、埼玉、群馬、長野からも民団幹部が視察に訪れた。陳団長は「計3回のフェスティバルで韓日の交流はより一層深まりつつある。相互理解が次世代に引き継がれる端緒になったといえよう」と述べた。

(2023.7.5民団新聞)