掲載日 : [2023-07-05] 照会数 : 1203
「新羅王」の遺徳偲ぶ 第121周年追悼祭開催
[ 石碑に詣でる駐新潟総領事館の権相熙総領事と関係者たち ]
【新潟】新羅王族にまつわる石碑の建つ新潟県燕市中島の竹ケ花集落の丘で6月11日、第121周年追悼祭が執り行われ、駐新潟総領事館から権相熙総領事が参加した。
同総領事館との協力のもと、2022年に設置された案内板によれば、1222年ごろ寺泊(現長岡市)に漂着した高麗人(こまびと)が竹ケ花の山中で暮らす傍ら、新羅の文化や進んだ農業技術と医学を伝えた。「火伏のお札」には「新羅王」と書いて与えたと村には言い伝えられている。漂着から34年後に亡くなると、村人は墓を建立し、以来800年にわたり奉祀を続けてきた。
権総領事は、「韓日友好交流の模範的事例である新羅王墓を保存、継承していくのに役立つようこれからも努力していく」と述べた。
(2023.7.5民団新聞)