行総の感動「川越唐人揃い」に 昭和の香りがする、川越の喫茶店の壁に「川越唐人揃い」のポスターが、貼られていた。朝鮮通信使が通った街道沿いから離れたところでも「唐人」の冠のつく通信使を真似た祭りが、日本のあちこちで開催されている。 唐人とは、今で言う中国ではなかった。異国、...
音が伝える釜山の歴史と情 桃井 のりこ (編集者・プロデューサー) 先日、釜山での旧知の友人である金義中さんに「桃井さん、釜山のソリを知っていますか」と聞かれた。釜山のソリ? キョトンとした顔の私に金さんは、釜山のソリについて説明してくれた...
壱万両もの大金かけ客殿新築 粉河寺の宿坊を夜明けに発った朝鮮通信使は、最後の宿営地である「今市」へと向かった。 日光東照宮までの行程は、宇都宮から、上徳次郎宿、大沢宿、今市宿となる。 現在の東武日光線「上今市」駅に隣接する杉並木公園内に「朝...
1950年6月25日の韓国戦争(「6・25」/朝鮮戦争)勃発から今年70年になる。この戦争は3年あまり続き、同胞だけでも数百万人が犠牲となった。しかも国土を荒廃化させたのに加えて南北分断を決定的にし、1000万人にものぼる離散家族の悲劇を生んだ。「6・25」は北韓の金日成が武力統一のために、スターリン(ソ連)と毛沢東(中国)の承認と援助を受け電撃全面南侵し...
解説ボランティアで様々な出会いを経験 荒木 潤 (翻訳・執筆業) 私が慶州へやって来て、9年になる。当初は学術研究のための滞在のつもりだったが、結局いついてしまった。これまで慶州で研究活動やカレー屋の運営の外、様々な活動をして来たが、特に印象に残るものとして、2013年から約4年間行った国立慶州...
掲げ蜂蜜菓子 今回で「飲食知味方」のコラムは終わります。 最後の料理は、朝鮮時代にも人気だった油密菓(ユミルグァ)の一種「チュンベギ」です。油密菓とは、小麦粉や米粉をこね、油で揚げて蜜をつけたものを指します。 『飲食知味方』には「チュンベギ」の材...
韓国の「倭城」思わせる「小山城址」 朝鮮通信使は栗橋で昼食を取り、日本橋から数えて12番目の宿場・小山(おやま)で泊まっている。残念ながら「小山宿」の所在は曖昧で、現在の小山市役所辺りとしか分からず、遺構は残されていない。 私は「小山城趾(別名祇園城)」まで足を延ばしてみ...
「新しい文化の誕生」 英国の研究会で実感 K‐POPの現場を取材する中で、不思議だったことがある。今年1月、アメリカで開催されたグラミー賞のステージで、韓国アーティストとして初めてパフォーマンスを披露し、昨年は全世界で206万人を動員したツアーを成功させたBTS。なぜ人々はアジア...
「日光道中絵図」から往時をしのぶ 日光街道に沿って「栗橋宿」周辺を歩く。この地名の「橋」は、利根川に架かる「橋」に由来すると連想した。しかし資料には、侵入者(敵)から「江戸」を守るため、幕府は利根川のような大河には、橋を架けることを許可しなかった。さらに交通の要地ということで、川の両岸に...