慶尚南道から20人参加
生態観察で友情深める
【石川】韓日の小学生が自国のツバメを調査して発表する、石川県健民運動推進本部主催の「小学生ツバメ国際キャンプ in いしかわ」が7月26日から3日間、金沢市の医王山スポーツセンターで行われた。県内から13人、韓国慶尚南道から20人、台湾から1人の小学生たちと教員らが参加した。日韓文化交流基金の助成を受けて実施した。
ツバメ調査を通じた韓日児童の交流は12年から。13年には韓国側の招待で、県内6市9校の児童19人を含む27人が慶南の牛山初等学校を初訪問し、韓国の子どもたちと生活(2泊3日)をともにしながらツバメ調査などを行った。
開校式では、両国で作ったツバメTシャツをお互いに交換(韓国は白色、石川県は黄色)。昼食後、各国のツバメ調査報告会などを行った。
2日目は、県内で有名な観光地のひがし茶屋街でツバメ調査を実施。当地はたくさんのツバメの巣が軒下にあり、ツバメがすいすい飛んでいる様子と、親鳥がヒナにエサをあげている様子を見ることができて、子どもたちは大喜び。また、石川県立音楽堂コンサートホールで開かれた「ツバメフォーラム」では、両国で作った「ツバメの歌」などを披露した。
最終日、言葉の通じなかった子どもたちも自分のTシャツを持って友だちのところへ駆け寄り、名前やイラストを描いてもらったり、頭の上で両手をハートマークにして別れを惜しんだ。
(2014.8.27 民団新聞)