ケンカして 笑って 泣いた
次世代たちが母国に集い、民族にふれ、仲間どうしの絆を深める2014在日同胞オリニジャンボリー(引率団長・金昭夫民団中央副団長)が8月12日から4泊5日間、ソウル市で開催された。北は北海道、南は沖縄まで全国から343人のオリニと、その世話をするボランティアが母国でひとつになった。
2001年から始まったジャンボリーは今回が8回目。これまで、ボランティアは在日同胞青年・学生を募ってきたが、初の試みとして、日本語を学ぶ韓国内の大学生も募集した。母国修学生が中心となって、SNS等を活用して呼びかけたところ、約50人が応募した。
採用された23人の学生は「民団の歴史や在日同胞社会を知る場にもなった。この出会いを大切にし、今後も在日同胞との交流を深めたい」と口をそろえた。
手助けに喜び卒業生オリニ
今回のリーダー志願者も初期にオリニで参加した「卒業生」が目立った。
呉瑛未さん(23、大分)は「ジャンボリーが私に韓国人として自覚させてくれた。今度は私がオリニに手助けができた」と目を輝かせていた。
梁鎬汀さん(19、神奈川)は04年に参加。「10年前と同じ場所にリーダーとしていることは不思議な縁。オリニたちが母国を大好きになってくれたら嬉しい」と目を細めていた。
オリニたちにとっても一番の思い出は「全国の同じ韓国人と友だちになれたこと」「ケンカもしたけど最後はみんなで笑い合う仲良しになったこと」だった。
やはり「仲間って、サイコー」なのだ。
貨幣博物館でも興味シンシン
南大門市場では伝統菓子を味わいながら散策
ソウル市内スタンプラリーのチェックポイントには新韓銀行の行員12人も応援にかけつけた
韓国の小学校体験入学ではチャンゴをはじめ国技のテコンドや民俗遊戯にも挑戦した
韓服の試着や礼儀作法に少し緊張のオリニ
オリニたちの楽しみのひとつロッテワールド
ジャンボリーのクライマックス、キッズ大パーティーではオリニたちがパワー全開でテーマダンスを
リーダー手書きの似顔絵を手に大喜びのオリニ
(2014.8.27 民団新聞)