掲載日 : [2010-11-10] 照会数 : 3848
<東大阪>アジアのまつり15年 フェスタに市民8千人
[ 行列ができた民団布施支部のブース
]
【大阪】「私の街はアジア、そして世界の街」を合い言葉とした「東大阪国際交流フェステイバル」(NPO東大阪共生ネットワーク、東大阪国際交流フェステイバル実行委員会主催)が今年で15周年を迎えた。3日、会場の三ノ瀬公園には昨年を上回る市民8000人が参加した。
15周年を記念、許槿一民団布施支部支団長、野田義和東大阪市長、アジア協会、関西在日華人懇親会の関係者らが一堂に集まり、公園入り口で梅の苗木を植樹。また、この日のために編成された「合同サムルノリ」は30人で会場を練り歩いた。
婦人会布施支部(文秀子会長)のブースではチヂミと、キムチポックムを販売した。店の前には終日、人だかりが絶えなかった。青年会東大阪地協支部(金奈緒美会長)からも多数「合同サムルノリ」に加わった。実行委特別顧問を担う呉龍浩さん(民団中央本部監察委員)は、「民団と行政、教職員らが一致団結してきたからこそ継続できた」と15年間を振り返った。
金文男さん(62)は、「外国人も一緒になって楽しめる文化イベントはほかにもある。だが、日本人との間で境界らしきものを感じないのはここだけだろう」という。
婦人会大阪本部のオモニコーラス部から毎年フェスタに参加しているという金順一さん(81)は、「ここで発表できることがいつも楽しみ」と笑顔を見せた。
(2011.11.10 民団新聞)