掲載日 : [2010-10-20] 照会数 : 5984
「在日を生きて」陳昌鉉氏が講演 埼玉県教研集会
【埼玉】世界的に著名なバイオリン製作者の一人、陳昌鉉さん(80、東京都調布市)が16日、埼玉県立鴻巣高等学校で開催された第35回埼玉県人権教育研究集会(同実行委員会)に招かれ、「在日を生きて」と題した記念講演を行った。教職員420人が耳を傾けた。
陳さんは、韓国籍を保持しながらありのままに生きてきた半生を振り返りながら、多数者が異なる文化を持つ少数者の人権を認め、共感、協調していくことこそ日本社会のグローバル化の道と説いた。
埼玉県は陳さんが通った谷松尋常小学校(慶尚北道金泉郡)当時の恩師、相川喜久衛さんの実家があるゆかりの地。陳さんはいまも折に触れ、相川さんの眠る本庄市内のお墓を訪ねている。
(2010.10.20 民団新聞)