掲載日 : [2010-06-30] 照会数 : 3877
「文化センター・アリラン」 新宿で業務再開
[ 記念講演を行う姜徳相館長(左) ]
在日と日本人の出会いの場演出
多彩に文化事業も
NPO法人「文化センター・アリラン」(金容斗理事長、姜徳相館長)の東京・新宿区大久保への移転が完了、7月1日から業務を再開する。館内は全体で56坪と移転前よりは狭くなったが、蔵書4万冊を誇る図書室は21坪と広く、ゆったり利用できる。
今後は「図書館」「研究施設」「集いのスペース」という基本理念はそのまま受け継ぎながら、在日と日本人との出会いと学びの場としての機能をさらに充実させていく。
企画しているのは、ハングル講座や韓国舞踊の教室、子どもたちを対象にした韓国絵本の読み聞かせ、「アリラン土曜コンサート」など。7月24日からは毎月1回、在日アーティストを招いての連続講座を始める。ゲストは崔善愛さん(ピアニスト)、夫歌寛さん(シンガーソングライター)、金順子さん(舞踊家)など。いずれも閲覧室で。
26日の移転祝賀会には会場となった閲覧室に理事、会員、ボランティアなど100人が参加し、ごったがえした。金理事長は、「都心への移転は大きな課題だった。みなさんの協力をあおぎながらセンターをさらに大きくしていきたい」と意気込みを語った。
この後、姜館長が「韓国併合100年」と題して記念講演、お祝いに舞踊家の金順子さんが、コミカルな「風俗チュム」を披露した。
住所は新宿区大久保1‐12‐1第2韓国広場ビル8階。現在、会員(正会員・年間1万円、友の会・同3000円)を募集中。℡03・3232・0091、FAX03・3232・0090。
(2010.6.30 民団新聞)