掲載日 : [2019-07-24] 照会数 : 6011
趙善玉の「飲食知味方の世界」トングァサン
夏野菜をさっぱりと
夏から秋頃が旬となる夏野菜「冬瓜(とうがん=トングァ)」の料理が『飲食知味方』にも登場します。野菜の中でも保存性が高く、夏に収穫した果実を風通しのいい冷暗所に置けば冬まで貯蔵できる」という意味から「冬瓜」と呼ばれるようになったそうです。
果実の90%以上が水分で、みずみずしい食感が持ち味です。スーパーマーケットでも売っていますが、食べ方が分からないという人も多く、食卓にはなかなかあがらないようです。
そのような方のために、本書にはいくつかの調理法が書かれているので、ご紹介していきたいと思います。今回は「トングァサン」という料理です。まず、食べやすい大きさに切ってからかるくゆがき、醤油とゴマ油で、少し色がつくくらいまで冬瓜をつけておき、その漬け汁を使い、生姜のみじん切りと酢で和えます。さっぱりして美味しそうですね。
冬瓜は低カロリーでありながら利尿作用のあるカリウムを豊富に含んでいます。冬瓜には毒素や老廃物、また脂肪などを排出する作用があるので、積極的に取り入れたいですね。
◇材料(4人分)
冬瓜100g、冬瓜の茹で汁大さじ1/2
<冬瓜下味>醤油大さじ1、ゴマ油小さじ1、生姜みじん切り小さじ1/4、酢小さじ1/2
◇つくり方
1.冬瓜を2㎝×3㎝×0.5㎝の大きさで切る。
2.①を沸騰したお湯で透明になるまで湯がき、ザルにとりだして水気をきっておく。
3.②の冬瓜に下味をつけ、色がついたら漬け汁と冬瓜のゆで汁を鍋で茹でる。
4.③に生姜みじん切りと酢を入れて混ぜ合わせて和えて、皿に盛り付ける。
(2019.07.24 民団新聞)