掲載日 : [2023-02-01] 照会数 : 1642
海外優秀韓食堂に8店 東京の2店認定
[ 尹家の神仙炉 ]
韓国料理の世界化をすすめている韓国農林畜産食品部と韓食振興院は25日、「海外優秀韓食堂」8店を選定したことを明らかにした。これら8店は米ニューヨークの「Jungsik(ジョンシク)」「Atomix(アトミックス)」「ユン海雲台カルビ」、仏パリの「スン・グリル・マレ」「鍾路サムゲタン」「イド」、日本・東京の「尹家(ユンケ)」「HASUO(ハスオ)」だ。
これら8店舗は20年8月に施行された韓食振興法に基づき今年初めて選定されたもので、韓国政府が韓国産食材および食器類購入費などとして1店あたり最大2000万ウォン(約210万円)の支援金を支給する案を検討している。
東京の「尹家」は江原道寧越の松の実、智異山の塩、忠清北道報恩のナツメなどを食材として使ったコース料理を出す。2014年から5年間ミシュランの二つ星を獲得した。尹美月シェフは白菜キムチの原型である「スンシムチェ」を3代継承している料理の匠だ。「HASUO」は韓国宮中料理をベースにしたモダンな韓国料理店だ。
韓国農林畜産食品部によると、海外の韓国料理店の数は09年の116店から21年には839店に増えたという。同部関係者は「優秀海外韓食堂選定対象を拡大する方針だ」としている。政府は、3つの海外都市で優秀な韓国料理店の指定事業の有効性などを評価後、他の都市にも対象を拡大する計画だ。
(2023.2.1民団新聞)