掲載日 : [2023-03-22] 照会数 : 1869
両国首脳、協力推進へ基盤固め シャトル外交再開で一致
16日に東京で開かれた韓日首脳会談は、両国が長く抱いていた相手国への不信を払拭し、関係改善の第一歩を踏み出したことに意味がある。特に両国の首脳が相互訪問する「シャトル外交」を12年ぶりに再開することに合意し、懸案を解決して本格的な協力を推進するための基礎を固めたという評価が出ている。
尹錫悦大統領と岸田文雄首相はこの日、東京の首相官邸で首脳会談を開き、両国関係が新たな時代を前にしているとの認識で一致した。
尹大統領は会談の全体会合の冒頭で、「きょう首相と私が会ったのは、これまで様々な懸案で難しい状況にあった韓日関係が新たに出発するということを両国国民に知らせる特別な意味がある」と述べた。
岸田首相も未来のために韓日関係の新たな章を共に開く機会が訪れたことを大変うれしく思うと強調した。
歴史問題や安全保障、経済が絡み合いながら、長期にわたり膠着あるいは悪化した韓日関係を新しく「セッティング」しようということで一致したと言える。
両首脳は、両国の懸案だった徴用賠償問題の解決策を韓国政府が発表したことが重大な分岐点になったとの認識でも一致した。