掲載日 : [2022-06-08] 照会数 : 2649
日本での就業サポート、駐日大使館が説明会
[ 外国人材の採用動向調査結果を聞く参加者 ]
オンライン 韓国国内からも参加'2年ぶり
駐日韓国大使館は3日、日本国内で就業を希望する韓国人を対象にした説明会を行った。6月から日本の入国制限が緩和されたのに合わせた。説明会はコロナ禍で中断していたため、ほぼ2年ぶりとのこと。会場での対面方式のほか、オンラインでも韓国国内を含めて120人ほどが参加した。
リクルートジョブズリサーチセンターが2021年12月に調査した結果によれば、日本国内の企業の外国人材採用実態は「採用数の減少」が20年に比べて10ポイント減少し、落ち着いてきている。ただし、コロナ禍のため、採用計画そのものを立てづらかったのが実情のようだ。1人以上の採用実績は日本人全体の1割前後を推移している。
ただし、採用選考をするうえで壁となっている入国条件の緩和がされたり、採用から入国までの人的支援があるとき、コロナが落ち着き海外渡航ができるときには「採用活動をしたい」と答えた企業がそれぞれ3割あったのは好材料。第6波の影響が予想を下回ったことに入国条件の緩和も重なり、外国人材の採用は今後、地方を中心に急激に拡大する可能性が判断されている。
韓国の蔚山大学日本語学科を卒業して1年たつという女性。日本のアニメーション制作会社への入社を希望しているという。卒業から2~3年は新卒と同じ扱いになると聞いてほっとした表情だった。リクルートジョブズリサーチセンターの担当者からは「インターンシップに入ったほうが有利。作品をくっつけて提出するのも手」とのアドバイスを受けた。