掲載日 : [2017-12-20] 照会数 : 5207
韓国近現代史を紐解く物語…李潤澤演出「露宿の歌」来月上演
「演戯団コリペ」の代表である李潤澤の演出、脚本による「露宿の歌」が2018年1月26日から28日まで、東京・荒川区の日暮里ART CAFE百舌で上演される。
同作品は、米国現代演劇を代表する劇作家、エドワード・オールビーの「動物園物語」を下敷きに、96年代から「ろうそくの広場」に至るまでの韓国近現代史を紐解く物語。
波乱万丈の人生を送ってきた男、キム氏は仕事を失い家庭も捨てて、露宿(ホームレス)生活をしている。キム氏は自らは何事も選択せず、中立的な立場を保とうとするが、ある男と出会い、選択をしなければならない岐路に立たされる。
李潤澤は韓国を代表する劇作家、演出家。97年に詩人としてデビュー。86年、釜山に同団を旗揚げ、これまでソウル演劇祭大賞、大韓民国演劇大賞作品賞など、数々の賞を獲得してきた。
出演者は名優、明佳男と同団所属の俳優、演出家の呉東植。
上演日程 1月26日19時、27日14時、28日14時(アフタートークあり)。料金前売り4500円、当日5000円。
予約・問い合わせは劇団遊戯(080・4581・6417)。
(2017.12.20 民団新聞)