掲載日 : [2018-12-26] 照会数 : 6519
白雲洞園林を名勝に… 文化財庁が指定予告
[ 白雲洞園林 (写真:文化財庁HPより) ]
朝鮮朝時代の姿残す
文化財庁は17日、全羅南道康津郡城田面にある白雲洞園林を国家指定文化財の名勝に指定予告したことを明らかにした。
白雲洞園林は、園林の庭園の中の林を意味する。月出山玉版峰の南側の麓にある白雲洞園林は、潭陽瀟灑園と甫吉島芙蓉洞とともに全羅道の3大庭園と呼ばれる景色を誇る。ゆるやかな傾斜面に儒教の徳目を象徴する「梅蘭菊竹松」を植えるなど、朝鮮朝時代の伝統園林の姿がうかがえる。園林には、庭園を流れる「流觴九曲」の跡が残っている。
茶山 丁若鏞 (1762~1836)は康津に島流しにあった1812年、弟子とともに月出山に登り、白雲洞で一夜を過ごした後、弟子の草衣禅師に「白雲洞図」を描かせた。また、12カ所の美しい景勝を礼賛する詩を詠い、『白雲帖』を残した。
(2018.12.26 民団新聞)