掲載日 : [2017-11-29] 照会数 : 5264
韓日20人のキャスト…国際共同で「ペール・ギュント」上演
[ 撮影・宮川舞子 ]
梁正雄の再演出で
来月6日から東京・世田谷で
日韓文化交流企画・世田谷パブリックシアター開場20周年記念公演「ペール・ギュント」が12月6日から24日まで、東京の同シアターで上演される。
平昌冬季五輪の開・閉会式の総合演出を務める梁正雄(ヤン・ジョンウン)が日韓版に再演出し、両国20人のキャストが集結する。
梁が手がけるのは、ヘンリック・イプセンの不朽の名作『ペール・ギュント』。同作は演出家ヤンの代表作のひとつで、2009年に初演された韓国版は大きな話題を呼び、13年には第20回BeSeTo演劇祭で来日公演を行った。
破天荒で壮大なファンタジーでありながら、「自分探し」という普遍的な主題を追究している同作を梁は、壮大なスケールと、同時代をたたえた作品として蘇らせる。
今回の企画について同シアターの広報担当者は、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国際交流の機運が高まるなか、これまで数々の国際共同制作を行ってきた当劇場としてもまずはアジア圏の交流から始められたらという思いがあり、地理的に日本に近い国、韓国の演劇人と共に『アジア演劇の最前線』を体現できるような作品を作れたらと思った」と話す。
出演は浦井健治、趣里、ユン・ダギョン、マルシアほか。
本公演一般S席(1・2階)8800円ほか。プレビュー公演(12月6日)一般S席(1・2階)7300円ほか。チケット取り扱いと問い合わせは世田谷パブリックシアターチケットセンター(03・5432・1515)10〜19時。
公式HP(https://setagaya-pt.jp/performances/201712peergynt.html)。
(2017.11.29 民団新聞)