掲載日 : [2023-06-07] 照会数 : 2231
在外同胞庁がオープン、尹大統領「母国との懸け橋に」
[ 在日同胞庁懸板を李庁長(右)に伝達する尹大統領 ]
750万人の在外同胞に関する政策を総合的に担う外交部外庁「在外同胞庁」が5日、開庁した。
尹錫悦大統領は開庁式で「在外同胞の皆さんは母国と同胞社会が共に成長する機会の窓口を切実に望んでいる。政府はその期待に応えたい」と述べ、同庁の発足を祝った。同庁の役割について「在外同胞を保護し、支援していくのはもちろん、在外同胞と母国の間の交流と協力を促す懸け橋を担う」と強調した。
尹大統領は「海外に定住する同胞の皆さんは世界に伸びていく韓国の大切な域外ネットワークだ」と述べ、「750万人の同胞ネットワークが密接に結び付き必要な情報と経験を共有すれば、在外同胞と韓国が共に成長し、発展していけるだろう」と期待を示した。
また、広島での被爆同胞との初面会にふれ、「世界のどこにいようと同胞の痛みを癒やすのが国の責務である」と強調、被爆同胞を韓国に招く意向を示した。
尹大統領は「次世代在外同胞たちの韓国人としてのアイデンティティーを守り、母国とのつながりをより築くことは在外同胞庁の必須任務である」と加えた。
2世、3世の同胞が自負心を持てるよう、同庁が優れた韓国語教育や韓国での体験プログラムを提供していくと説明した。
この日尹大統領は李基哲初代庁長に任命状を授与し、同胞社会に貢献した4人の同胞受章者に叙勲伝達を行った。
(2023.6.7民団新聞)