掲載日 : [2020-10-20] 照会数 : 5119
ハングルで感謝の手紙 エチオピアの韓国戦争参戦勇士会メレセ会長
[ エチオピアの韓国戦争参戦勇士会メレセ会長 ]
慶尚北道漆谷郡にマスク支援
エチオピアの韓国戦争参戦勇士会のメレセ・テセマ会長(90)は7日、マスクと防疫物品を支援した韓国の国民に感謝の気持ちを伝えるため、自らハングルで書いた手紙を、ソーシャルネットワークサービス(SNS)のアカウントを通じて慶尚北道漆谷郡に伝えた。
漆谷郡は韓国戦争の激戦、多富洞の戦いが行われたところ。エチオピア兵士たちはこの戦いで、多くの犠牲を払った。
漆谷郡は、エチオピアの参戦勇士たちが新型コロナウイルス感染症に苦しんでいるというニュースを聞き、4月に参戦兵士の数を意味する「6037キャンペーン」を行った。全国各区が参加。目標の5倍の3万枚のマスクが集まり、防疫物品と併せて6月に在エチオピア大使館に送った。
メレセ会長が初めてハングルで手紙を書いたのは韓国に数回訪問して韓国人参戦勇士たちと会った時、言葉が通じなかったからだ。エチオピアはアムハラ語と英語を公用語として使う。
メレセ会長は英語で手紙を作成後、エチオピアで活動している韓国人ボランティアに翻訳を依頼し、「新型コロナを克服するために支援をくださった大韓民国のすべての国民の皆さまに感謝の挨拶をします」という手紙を完成させた。
(2020.10.19 民団新聞)