掲載日 : [2020-11-26] 照会数 : 5487
改善へ期待…新駐日大使に日本通の姜昌一韓日議連前会長
[ 姜昌一氏(今年1月11日、民団中央本部の新年会で) ]
文在寅大統領は23日、次期駐日大使に政界を代表する日本通の与党「共に民主党」前国会議員、姜昌一氏(68)を内定した。韓日関係改善への文大統領の強い意欲の表れと受け止められている。
青瓦台の姜珉碩報道官が同日、「日本の菅内閣発足にあたり、対日専門性と経験、長期にわたって積み重ねてきた高官級ネットワークを基に冷え込んだ韓日関係のこじれを解きほぐし、未来志向的両国関係に進む契機を用意するものと期待する」と説明した。
姜氏は現政権3人目の駐日大使で初めての政治家出身となる。
姜氏は東京大学で東洋史学の修士・博士学位を取得した歴史学者。培材大日本学科の教授、東京大文学部の客員研究員を務めるなどの日本通だ。
第17代国会から連続で4選を果たし、韓日議員連盟の幹事長と会長を歴任、現在は名誉会長を務めている。
昨年11月に東京で開催された日韓・韓日議員連盟の第42回合同総会で「首脳会談早期開催を」と呼びかける共同声明を発表している。
今年1月に開催された民団中央本部の新年会にも参席し「韓日両国の友好関係を損なうことは正しいことでも利益でもない。特に在日同胞の生活に大きな影響を及ぼし、皆様の苦労を思うと心が重くなる」とし、「韓日両国が直面している難題を解決し、関係悪化が長期化しないよう最善を尽くす」と述べている。
(2020.11.25 民団新聞)