掲載日 : [2020-10-28] 照会数 : 5454
三星電子育てた李健熙氏が死去
三星電子を世界有数の企業に育てた同社会長の李健熙氏が25日、入院先の三星ソウル病院で死去した。78歳だった。2014年5月に急性心筋梗塞で倒れ、治療を受けていたが病床を出ることはできなかった。同社によると葬儀は「簡素に家族葬で執り行う」という。
李健熙氏は三星グループの創業者、李秉喆氏の三男。父の死去に伴い87年12月に三星グループの会長に就任した。
当時46歳の李会長は就任と同時に「第2の創業」を宣言した。また、93年に妻と子ども以外すべて変えろとして根本的な変革を強調した「新経営宣言」から12年の「創造経営」に至るまで、変化と革新を求め続けた。その結果92年に世界初の64MDRAM開発をはじめ、半導体、スマートフォン、液晶テレビなどの分野で世界1位になるなど三星を世界的な超一流企業に成長させた。
(2020.10.28 民団新聞)