民団調べ
記録的な豪雨による鬼怒川の堤防決壊により、茨城県常総地区を中心に団員の経営する店舗、事務所、一般住宅の少なくとも10棟が浸水被害を受けた。民団茨城本部(張仙鶴団長)の14日までの調査でわかった。
県南支部では同本部役員が営む自営業の1階事務所に腰の高さまで水が押し寄せた。自宅も床まで水につかったため、2階に避難して難を逃れた。近隣の遊技場2軒と焼き肉店1軒も浸水、いずれも営業ができない状態が続いている。このほか、一般住宅も4棟で被害が確認された。
県西支部管内の石下地区は電話が不通で、団員と連絡が取れていない。また、竜ヶ崎支部からの報告によれば、団員の事務所1棟と自宅1棟が水浸しになったという。
一方、民団栃木本部(南四郎団長)によると、小山市で川沿いに住む県本部監察委員の李鐘泰さんが自宅浸水、ホテル業を営む金瑛植さんは部屋3つで雨漏りしている。栃木市でも鄭寿東・栃木支部議長の自宅が浸水した。
なお、宮城県では大きな被害が確認されていない。民団仙北支部から宮城本部に連絡が入った。
(2015.9.16 民団新聞)