掲載日 : [2010-09-08] 照会数 : 3374
文化財返還求める 利川で国際シンポ
【ソウル】植民地統治下の韓国から持ち出され、いまは大倉集古館(ホテルニューオータニ敷地内)に所蔵されている利川の五重の石塔の返還問題を考える第1回国際シンポジウム(利川五重石塔還収委員会主催)が8月27日、韓国の利川市役所で開催された。
席上、同還収委員会の朴菖熙実務委員長(元ソウル外大教授)は、大倉集古館の求めに応じ、当時の朝鮮総督府が日本への不法搬出を認めたことを示す文書のコピーを示した。原文は国立中央博物館に保管されている。
シンポには日本からの参加者も含め、市民約250人が参加した。
(2010.9.8 民団新聞)