掲載日 : [2010-09-08] 照会数 : 4028
多文化共生推進センター開設 東京・大田区
国際都市めざす 民団支部も支援
東京・大田区(松原忠義区長)は、消費者生活センター内に多文化共生推進センターを設けた。区内に在住する外国籍住民と共に多文化共生社会の実現をめざすためのもの。同施設を通して「国際都市おおた」をアピールしていく。区民活動施設蒲田と合わせ「micsおおた」と命名した。
都内での多文化共生センターの開設は、新宿が先駆け。大田区では今回、区内在住外国人と日本人との「交流機会の創出の場」として「相談・交流室」「多目的スペース」「教室」を設けた。「micsおおた」の開設を記念、民団大田支部(盧幸一支団長)は10月から「韓国民謡講座」と初心者向けの「韓国語講座」を開講する。
4日の開設レセプションでは民団側が、多文化共生センターの出帆を祝ってマッコリを振る舞った。同じく絵本を通じて韓国の文化を紹介している新渡日の韓国人女性のグループ「ムジゲ会」は、チェユッ(蒸し豚)を差し入れた。
席上、野田隆副区長は「民団は区が足もとから多文化共生施策を進めていくうえで、とても大事な存在。一緒にやっていきたいので力を貸してほしい」と述べた。これに対して盧支団長も「これからも地域社会との交流を大事にしていきたい」と応じた。
「民謡教室」「韓国語教室」の問い合わせは民団大田支部(℡03・3736・7061)。
(2010.9.8 民団新聞)