掲載日 : [2018-03-07] 照会数 : 5873
「五輪、真の主役は江原道民」…崔知事、報告会で評価
成功の原動力に
崔文洵江原道知事は2月25日、江陵の江原メディアセンターで記者を集め平昌冬季五輪の評価報告会を行った。
崔知事は「成功の原動力となったのは14分野あわせて10万人の道民が中心になり、共に準備段階から情熱を注いでくれたおかげだ」とし、「真の主役は江原道民だ」と述べた。
続いて「地域ボランティア、応援サポーター、医療消防隊、冬季五輪を愛する人々の集まり、消防、安全、行政担当者、警察、兵士など各界各層の江原道民の自発的な参加と献身が成功させた」と付け加えた。
今回の平昌冬季五輪のボランティアは、江原道民が1708人、組織委員会は3995人、行政関係2万2000人、応援サポーター1万7074人、消防・安全3184人、医療消防隊4000人、警察・警備担当5160人、軍人9479人、冬季五輪を愛する会2万1000人、聖火リレー4000人、文化芸術公演2801人のほか、医療・環境美化・除雪などに2213人の道民が活動した。
江原道は大会期間中、129カ所のボランティアブースを運営したが、ブース訪問者は8万8829人で、1日平均892人が活動した。
江原道応援サポーターズ(ホワイトフレンズ)は、1日平均1713人が応援に参加した。
江原道は今回の五輪を平和五輪として開催するために、数度にわたって北韓側に参加を呼びかけた。
また、今回の平昌冬季五輪に出場した韓国代表選手144人のうち33・3%に相当する38人が江原道出身の選手であり、5つのメダルを獲得した。
金メダルを獲得したのはスケルトンの尹誠彬とショートトラック女子1500メートルの沈錫希。銀メダルはスピードスケート女子500メートルの李相花、スノーボード男子大回転の李相昊、スピードスケート・女子マススタートの金ボルムだ。
報告会で崔知事は「平昌五輪誘致決定以来、7年余りにわたって、最先端技術を駆使して最高・最良の競技場を建設した」とし世界のアスリートたちに「最適の競技場を提供した」と述べた。
江原道は450以上の多様な文化五輪プログラムを開催したが、テーマ公演の「天然の香り」ではチケットが売り切れるなど、54万人を超える観覧客を誘致した。
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メディアセンター
外国記者に好評
また、非登録メディアの五輪取材と利便性を提供するために、メインプレスセンターとは別に自主的に「江原メディアセンター」を設置し、ワークルーム、記者会見場、スタジオ、インタビューゾーン、休憩スペースなどを24時間運営し、内外メディアから好評を得た。
英国OBSの記者は「メディアセンターの準備は非常に素晴らしい。パーフェクトだ」と高く評価。アジアタイムズの記者も「江原メディアセンターは記者が望むものが何かを知っていた」と評した。
このほか、「1330オリンピックコールセンター」の運営も成功に一役買った。
コールセンターは宿泊予約案内、飲食店、交通情報、文化イベント、チケット、競技場案内など24時間、「五輪統合情報相談案内センター」を運営して好評を受けた。
五輪開幕早々に輸送運営の不手際と一部ボランティアの離脱などの問題が発生したが、江原道は早期収拾、安定化のために、江原道の公務員を大会運営スタッフとして短期派遣し、輸送バスの迅速化を図るなど大会運営体系を整えた。
特に交通渋滞の最小化など、便利な交通サービス提供のために、車両2部制、市内バス無料運行、観覧客宿泊先シャトルバス運行、市内バス観覧客輸送支援など、安全な五輪を運営した。
(2018.3.7 民団新聞)