【鳥取】ヘイトスピーチや排外主義、レイシズム、外国人の人権に詳しい研究者、市民活動家らが一堂に会したシンポ「過去を克服するには」が11月15日、鳥取市内のとりぎん文化会館で開かれ、市民140人が集まった。昨年の「永住外国人の人権と在日コリアンシンポジウム」(同実行委員会)に続く企画で、鳥取県が「県民企画の人権啓発活動」として認定した。
パネリストは田中宏さん(一橋大学名誉教授)、『ネットと愛国』の著者でジャーナリストの安田浩一さん、『日本型排外主義』の著者で徳島大学准教授の樋口直人さん、市民活動家で弁護士の師岡康子さん。さらに、駐神戸総領事館の李成権総領事と、民団鳥取本部の薛幸夫団長が加わり6人となった。コーディネーターは愛知学院大学大学院の岡崎勝彦教授が務めた。
会場からは「大変感激した」「日本の現状を放置していることに憤る」などの意見が届いた。予想以上の議論の盛り上がりに感激した実行委員会からは、シンポの一部始終を小冊子にしようとの意見が出た。
(2014.12.10 民団新聞)