【神奈川】民団関東地協主催の婚活パーティーが11月29日、横浜市内のホテルで開かれた。民団東京本部(金秀吉団長)が主管、同神奈川本部(金利中団長)が協力した。参加者は当初の定員を上回る男女各36人。実務を担当した東京、神奈川によれば、「なんとか入れてくれというのを、もう締め切ったからと断るのは心苦しかった」と振り返った。
個別トークへ17組
お互いのプロフィールカードを交換しながら自己紹介しあう「ラウンドトーク」でスタート。「よろしくお願いしまーす」という第一声はどちらかというと女性のほうが声に張りがあった。
司会は東京青商当時、同胞問題委員会でブライダル事業を5年間担当してきた金日権さん。その豊富な経験を活かし、お互い意気投合できる仕掛けをプログラムに組み入れた。
その一つが当事者が聞きづらい質問を司会者が代わって聞くという「クエスチョンゲーム」。
たとえば、結婚後の家族との同居を認めるか否か。結婚後の寝室はダブルベッドかシングルか、それとも別々かなど。これは結婚を前に体裁を取り繕ってしまいがちな参加者に好評だった。金さんは、「相手のことを少しでも知ろうと努力することがほんとうの意味の婚活。そのお手伝いをしてあげたかっただけ」という。
このほかに自分でも気付かない深層心理を知ることができるという「心理セミナー」という名のゲームもあった。
フリートークに入ると、意中の異性と会場を出て個別に会話を楽しむカップルが17組に達した。最後は想いを伝えたい異性の番号が書かれた封筒に交際を望むメッセージカードを投入した。この封筒はその場で封印して会場を出る各自に渡された。
民団神奈川の呉吉明事務局長は、「最終的にカップルが何組誕生したのかは、当事者以外わからない。われわれがこういう出会いの場をつくってあげることのほうが大事なのでは」と語った。同本部では年齢制限のため今回のパーティーに参加できなかったシニア層向けに独自のブライダルを計画している。
(2014.12.10 民団新聞)