掲載日 : [2023-03-01] 照会数 : 2001
朝鮮陶工の魂の旅描く「陶炎~400年を巡る旅~」
[ インタビューに応じる十五代沈壽官さん ]
日本の陶芸文化を飛躍的に発展させた朝鮮陶工たちの400年を超える「魂の旅」を紐解いていくドキュメンタリー映画「陶炎~400年を辿る旅~」(松倉大夏監督)の制作が進んでいる。
豊臣秀吉の韓半島侵攻の際、西日本各地に連れてこられた陶工の1人が沈壽官初代である沈当吉だった。以来、沈家は薩摩焼の伝統と技法を守り、発展させてきた。
映画では十五代沈壽官氏ほか各地の窯元、専門家、関係者などへのインタビューを中心に陶芸文化のルーツを解き明かし、韓日双方の歴史と友好について考えていく。
映画は年内の劇場公開を予定。制作費用の一部と劇場公開に必用な資金は一般から公募(https://motion‐gallery.net/projects/yakimono_movie)している。支援者には映画前売り券、パンフレット、完成披露試写への招待会等が提供される。31日まで。
(2023.3.1民団新聞)