掲載日 : [2022-02-01] 照会数 : 5746
「まん防措置」適用前に新年会・成人式開く
[ 呉公運顧問の木蓮章受賞を祝う(長野) ] [ 三重は民団と韓商が合同開催(四日市市内) ] [ 組織功労者に記念品(佐賀) ] [ 誓いの言葉を述べる新成人代表(福岡) ]
各地民団地方本部の主催する新年会(成人式)が1道4県で開催された。いずれも新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」が適用される前のこと。それでも、三重は慎重を期して食事、懇親会を中止した。長野と岡山では政府褒賞の授与式も行われた。
【北海道】民団北海道本部(李圭亮団長)は1月14日、札幌市内のホテルに道副知事、札幌市副市長らの来賓を迎え新年交礼会を行った。道選出の国会議員、道議、市議も多数参席した。団員は45人だった。新年交礼会に先立ち、成人式も行った。
【長野】民団長野本部(金龍洙団長)は1月15日、松本市内のホテルで新年会を開催した。同本部としては2年ぶり。
金団長は地域社会の日韓親善に取り組んでいく決意を述べ、来る第20代大統領選を前に在外投票への参加を呼び掛けた。大統領新年辞は権相熙駐新潟総領事が代読。来賓の国会議員からも祝辞があった。
席上、2021年に木蓮章を受賞した呉公運顧問の表彰と長野教育院で3年の任期をまっとうして帰任することになった朴基千院長の送別会もあった。新成人4人には本名の印鑑と記念品が贈られることになった。
【三重】民団三重本部(殷慶基団長)は1月16日、四日市市内のホテルで三重韓国商工会議所(兪柄煥会長)と合同開催。立憲民主党の岡田克也衆議院議員、中川正春衆議院議員をはじめとして県会議員も多数参席した。
殷団長は「民団は団員と地域社会に貢献できるようにいろんな事業を展開していく」とあいさつ。第20代大統領在外投票への参加を呼びかけた。
新年会ながらコロナ禍により食事、親睦会は中止した。
【岡山】民団岡山本部(金成植団長)は1月8日、同本部で開催した。 冒頭、政府褒賞授与式が行われ、同本部の辛鐘連議長と備北支部の張宏司支団長に梁起豪駐神戸総領事から表彰状と記念品が授与された。
県日韓協の松田久会長、岡山市議会からは小川信幸と山田正幸の両市会議員が参席し、それぞれ祝辞を述べた。
【佐賀】民団佐賀本部(朴弘正団長)は1月16日、佐賀市内のホテルで開催。団員40人が参加した。朴団長は「過疎県だからこそ、小回りのきく活動ができる利点がある。コロナ禍、同胞の安全と健康を第一に行事を推進していく」と述べた。
席上、組織功労者8人に感謝のしるしとして「第14代李参平」の陶器を記念品として手渡した。
【福岡】民団福岡本部(李相鎬団長)が1月8日、福岡市博多区の中華料理店で開催した「新年賀詞交歓会」には国会議員、県会議員をはじめ市民団体まで195人が参加した。
副題は「誠信交隣~ヘイトスピーチ・ヘイトクライムを乗り越えて」。李団長は「ヘイトスピーチ・ヘイトクライムの根絶に向けて福岡県に提言していく」ことを表明した。
会場では青年会福岡本部が主管して成人式も行われた。李秀美さんをはじめとする新成人4人が韓日の懸け橋になることを誓った。
(2022.02.02 民団新聞)