掲載日 : [2021-07-21] 照会数 : 7010
臨時中央大会求める署名の確認書、過半数満たさず
所謂「民団中央正常化委員会」が提出した、臨時中央大会の開催を求める署名に対する「本人自筆署名確認書」の確認が19日に行われ、有効署名者284人に対し、返送された確認書が241通だった。
これにより、朴安淳議長は同日付で、「中央委員・代議員522人の過半数である262人に満たなかったことにより、臨時中央大会の開催請求不成立」との確認結果の公文を地方団長と中央傘下団体長宛てに発信した。
議決機関では①署名は却下し、無効とする②今期は本件の趣旨に関連した署名については再度取り扱わない-との措置を明らかにした。
臨時中央大会を求める署名は7月5日に、308人分が提出された。中央3機関と所謂「正常化委員会」が立ち会いの下、285人分を有効と認め、議決機関が仮受領した。
この後7日、285人の署名者に対し本人の意思で署名したかを確認する7月18日必着、郵便局留めの「本人自筆署名確認書」を送付した。
19日午前に郵便局留めの郵便物を受け取り、議決機関主導のもと、監察機関が立ち会って確認した結果、返送されたのは241通だった。議決機関では、署名確認書が過半数に満たない場合、開封しないという判断をした。
これとは別に、朴安淳議長あてに「すでに確認書を返送したが、同確認書を撤回する」との文書が13通直接郵送されてきていた。
なお、当初19日の郵便局留め郵便物の受け取りには、「正常化委員会」代表も立ち会うことになっていた。ところが、15日になって同委員会の李壽源代表が、朴安淳議長に対して「『署名確認作業』は無意味であり、無効」と一方的に「宣言」するとともに「確認作業の即刻中止」を要求する書留郵便を送りつけてきた。
つまり、李壽源代表は19日の郵便物「受け取り時の立ち合い」を拒否しただけでなく、「確認作業の結果」を待つことなく、事前に「確認結果の無効」を宣言していた。しかるに、李壽源代表は、「朴安淳議長が、事前の申し合わせを一方的に反故にし、受け取り時の立ち合いを拒否」したとするフェイクニュース(「本日(7月19日)の郵便物受け取りに関して」)を19日に発信している。