掲載日 : [2010-09-08] 照会数 : 3649
韓日比較論興味深く 5年目を迎えた「韓流会」
[ 王秀英さん(左から2番目)の話を聞く会員 ]
韓国出身の詩人 ワン・スヨン(王秀英)さんを講師に迎え、毎月1回、韓日間の文化や習慣の違いをテーマにして自由闊達な勉強会を重ねている「韓流会」(飯野和子会長)が8月、5年目に入った。20人余が参加した。
例会ではメンバーが疑問をぶつけると、ワンさんがピリッと風刺を聞かせた「韓日比較論」を展開している。例えば親戚つきあいを比較して「韓国では他人は兄弟の始まり。日本では兄弟は他人の始まり」と論評。本音で物事の本質に迫るのがワンさん流だ。
チェサの話題に転じると、「日本に来て、異国に住む者が祖国の伝統を守っているのを見た。伝統を見たければ、在日の家を見ればいい」としっかりアピールしていた。韓流会への入会のきっかけがただの韓国ドラマだったとしても、メンバーは回を重ねる毎に生きた韓国の文化を知識として吸収しつつある。
メンバーの一人は「隠さず、なんでも話してくれるのがいい。勉強になることがいっぱい」「みんな和気あいあい。本当にいい関係」と参加を楽しんでいる。メンバーの例会出席率は毎回90%を超している。
次回9月21日は通算50回目の節目となる。飯野会長は新しい会員の参加をと呼びかけている。
(2010.9.8 民団新聞)