掲載日 : [2010-09-08] 照会数 : 4905
「歴史資料館」開設5周年記念 大阪、東京でシンポ
「併合100年」
10月・11月 共生への課題検討
在日韓人歴史資料館(東京都港区南麻布)は開設5周年を記念して、日本による「韓国併合100年」を機に、現在の日本社会と在日同胞社会を見つめ、今後真の共生社会を築くにはどのような課題があるのか、また在日同胞社会の未来はどうなるのか、あらためて考えるために、大阪および東京でシンポジウムを開催する。
大阪シンポジウムは10月16日、「在日コリアンの未来予想図」をテーマに大阪国際会議場で開かれる。朴一・大阪市立大学大学院教授が基調講演し、白真勲・民主党参議院議員、金宣吉・神戸定住外国人支援センター理事長、李美葉・多民族共生人権教育センター理事長、鄭炳采・民団大阪本部事務局長、伊地知紀子・愛媛大学法文学部准教授をパネリストにパネルディスカッションを行う。
東京シンポジウムは11月13日、韓国YMCAアジア青少年センターで「韓国併合100年、韓日歴史認識の食い違い」をテーマに実施。歴史資料館館長の姜徳相・滋賀県立大学名誉教授が基調講演「司馬遼太郎史観批判、坂の下はどしゃ降りだった」に続き、慎蒼宇・都留文科大学講師の司会でパネルディスカッションを行う。パネリストは宮田節子・学習院大学客員研究員、李泰鎮・ソウル大学名誉教授、李成市・早稲田大学教授(歴史資料館理事)。
問い合わせは在日韓人歴史資料館(℡03・3457・1088)
(2010.9.8 民団新聞)