掲載日 : [2010-09-08] 照会数 : 6614
<横浜夏期学校>中・高校生が牽引役 19年目、続々リーダーに
[ 好奇心いっぱい(工作コーナーで) ]
【神奈川】横浜市内の学校に通う韓半島にルーツを持つ子どもたちの集いの場「ヨコハマハギハッキョ(夏期学校)」(同実行委員会主催)が4日、南区の市立中村小学校で開かれた。市内約20校から子どもたち120人が集まった。保護者や教員、運営スタッフも含め全体では210人余を数えた。
市内に点在する同胞児童と日本人の子どもたちとの仲間づくりを目的にしたもので、今年で19回目。午前中は各班のリーダーとともに料理、工作、チャンゴ、テコンドー、民俗ノリ、ぬり絵など希望のコーナーを回り、午後は各グループ別に発表した。出し物は今年の干支である寅に関するものが目立った。
実行委員長を務める大沢朝美教諭(横浜市立富士見中学校)によれば、「ハギハッキョ」から巣立っていった児童の一部が、中・高校生になってリーダーとして戻ってきている。これが19年間、休まず継続できた原動力になっているという。ハギハッキョがきっかけとなって友人に本名を明かした教え子の同胞児童も見てきた。大沢教諭は「魔法の力」と驚く。
来年の記念すべき第20回は9月初旬、横浜市内のホールを借りて「文化発表会」を開催することにしている。
(2010.9.8 民団新聞)