掲載日 : [2016-01-15] 照会数 : 12220
<各地成人式>“自分らしく〟前へ…在外選挙権行使も
[ 青年会愛知は三重と合同開催(駐名古屋総領事館) ] [ 新成人の答辞(京都) ]
「成人の日」を前後して民団本部の主催する式典が各地で行われた。対象者は1995年4月2日から1996年4月1日までに生まれた人たち。新成人は韓服やスーツ姿で韓国留学などの夢を語り、在外選挙権もしっかり行使したいと胸を張った。
民団東京(金秀吉団長)は10日、東京・港区の韓国中央会館に新成人32人を迎えた。
金団長は「社会の模範となるような在日韓国人になっていただきたい」と激励した。また柳興洙大使からは、「それぞれの立場で、韓日友好のための協力をお願いする」としたメッセージが届いた。
高麗大学で機械工学を学んでいる朴泰仁さんは、「学んだことを活かして、将来は社会に貢献したい」とし、在外国民選挙では、「在外同胞が得た権利なので、しっかりと自覚を持って投票したい」と決意を述べた。
民団神奈川(金利中団長)が9日、横浜市内のホテルで開催した成人式には新成人11人が出席した。
河峻一さんは今春からの韓国・中央大学への留学に備え、昨年1年間、公州大学語学堂でみっちり韓国語を学んだ。留学は「自分が韓国人なのだという自覚を持ちたくて決意した」という。
民団埼玉(景民杓団長)は9日、同本部会館に新成人3人を迎えた。景団長が呉公太中央団長の祝賀メッセージを代読。婦人会、青年会、韓商の役員もそれぞれお祝いの言葉を述べた。
崔誠恩君は3月に専門学校を卒業し、自動車整備の仕事に就くことが決まった。「ある程度、技術を身に付けたら外国に行く。日本にいるよりも、車社会の米国でチャレンジしてみたい」と夢見ている。
民団宮城(田炳樽団長)は9日、同韓国会館で新年会を兼ねての開催。新成人2人が出席者200人から祝福された。これに応え丹野利紗さんが「韓日の懸け橋としての自覚を持ち、日々努力していきます」と韓国語で答辞を読み上げた。
民団愛知(鄭博団長)は11日、青年会が主催して駐名古屋韓国総領事館で三重と合同で行った。両県合わせて21人の新成人が参加、民団や公館関係者らに見守られながら門出を祝った。
小学生時代、オリニジャンボリーに参加したメンバーも多く、会場では再会を喜びあいちょっとした「同期会」に。
新成人は式後、民団愛知本部の新年会に参加し、詰めかけた約400人の同胞らに祝福された。
民団大阪(鄭鉉権団長)は10日、大阪韓国人会館で開催。新成人70人が参加した。
民団の母国研修に参加したこともある李美穂さん(難波ペット美容学院2年)は、「韓国語が話せるようになりたい」と希望を語った。
オリニジャンボリーに参加した経験がある黄真子さん(近畿大学2年)は、韓国語を完璧に話せるようになりたいと高校、大学と授業で韓国語を選択してきた。「同胞社会でも役立つようにいろいろと挑戦していきたい」と微笑んだ。
鄭団長は「常に夢を持ち、努力することをあきらめるな」と激励した。
民団兵庫(李圭燮団長)は10日、同本部で新成人8人の門出を祝った。参加者には釜山‐大阪往復航空券をはじめ図書カード、ワインセットなど10数点にのぼる記念品の数々が贈られた。李団長が20歳を迎えたときを振り返り、激励の言葉とした。
民団京都(河相泰団長)は10日、同本部会館で開催。河団長が「次代の頼もしい担い手として活躍すること」を願い、出席の新成人10人全員に祝賀状を手渡した。代表して京都国際学園卒業生の崔悠吏さん(南京都支部)が、「在日という意識を持って社会に貢献できるたくましい成人になるようがんばります」と決意を述べた。
民団奈良(黄泰寿団長)は10日、奈良市内のホテルに新成人5人を迎えた。黄団長が祝賀状と記念品を贈り、「韓国人としてのアイデンティティーをもち、これからの同胞社会を担っていけるようがんばって」と激励した。
林彩実さん(京都仏教大学2年)は教師をめざしている。「教師の立場から児童・生徒に韓国のことを伝えられるよう、そして韓国と日本の交流にも貢献していきたい」と抱負を述べた。
民団滋賀(朴鍾文団長)は10日、同本部会館で開催。新成人の出席は趙眞唯さん1人だったが、同時開催の新年会に参席した民団幹部多数から祝福を受けた。趙さんは「成人として社会に役立つ人材になるよう努力する」と誓いの言葉を述べた。
民団福岡(呉政夫団長)は9日、博多区内の中華料理店に新成人2人を招いた。主催者を代表して呉団長が祝辞を述べ、韓国旅行チケットをプレゼントした。
(2016.1.15 民団新聞)