掲載日 : [2018-06-13] 照会数 : 7851
朝鮮通信使史跡日光市で初対面…埼玉オリニ歴史探訪
[ 持参のしおりを開き碑をスケッチする子どもたち ]
【埼玉】民団埼玉本部(田 団長)はオリニを伴って近隣の韓半島ゆかりの地を探訪している。9日は栃木県日光市に「今市客館跡」を初訪問。オリニ23人が参加した。
「今市客館」は日光東照宮での公式行事に臨む外交使節団朝鮮通信使をもてなすため、徳川幕府が日光杉並木沿いにその都度新築した豪華な官舎。碑は朝鮮通信使が来日して400年になるのを記念して2007年、当時の民団が中心となって建立した。
オリニは真っ先に碑に駆け寄ると、「これなんて書いてあるの?」と興味津々の様子で案内役の青年会役員に説明を求めていた。引率した民団埼玉本部の景民杓常任顧問が、当時の先進的な文化を伝えた朝鮮通信使の役割について解説した。オリニは持参のしおりを取り出すと、自発的に碑の形をスケッチしたり、題字を書き写していた。
(2018.06.13 民団新聞)