掲載日 : [2018-07-25] 照会数 : 5850
猛暑忘れる楽しさ…オリニキャンプ各地で
[ 狙いを定めて投壺遊び(長崎) ] [ ニジマスを探して大人も子どもも夢中に(東京) ] [ 自ら手書きした太極旗を掲げる子どもたち(佐賀) ]
夏休みを待ち切れないかのように、民団主催のオリニサマーキャンプが各地で始まった。東京は郊外で川遊び、長崎、佐賀、大分は自然豊かなキャンプ場で民俗遊びなどに興じた。連日各地で高温注意報が発令されるほどだが、オリニたちは元気いっぱい。わくわくドキドキ体験に一時は猛暑を忘れてしまうほどの楽しさを満喫していた。
6団体が参加…民団東京本部管内
民団東京・新宿支部(高隆博支団長)は16日、東京の奥座敷・奥多摩町「アメリカキャンプ村」で「大人も子どもも川遊び」を主管した。同支部が5年前に単独開催してから評判になり、渋谷、練馬、品川といった近隣の各支部からも次々と参加。今年は新たに江東支部と新宿韓国商人連合会が加わり5支部1団体160人の盛況となった。
約200人収容のバーベキューハウスは貸し切り状態。渓流ではニジマスのつかみ取りに歓声を上げていた。子どもたちがつかまえたニジマスは民団新宿支部の曺明副団長が塩焼き用にさばいた。子どもたちは難易度の高いアスレチックマウンテンにも挑戦した。
発案者で民団東京本部副団長の安容範さんは、「子どもたちが楽しめるものをと考えたのが始まり。近隣の支部も加わり、大きなイベントになった」と喜んでいた。
民俗遊戯に歓声…民団長崎本部
民団長崎本部(姜成春団長)は22日、大村市の黒木キャンプ場で実施した。保護者に伴われオリニ21人が参加。民俗遊戯のトゥホ(投壺)やスイカ割りに歓声を上げた。韓国語勉強会では福岡韓国教育院から金賢児院長が参加し、オリニの指導にあたった。最後は参加者全員に抽選で米やそうめんセットなどがプレゼントされた。
新定住者も参加…民団佐賀本部
民団佐賀本部(朴弘正団長)が21、22の両日、唐津市のいろは島国民宿舎で実施したキャンプにはオリニ30人が保護者とともに参加した。オリニと保護者がそれぞれチームを組んでの対抗スイカ割り競争は爆笑の連続だった。
ある新定住の若い夫婦は「民団の行事は堅苦しくてあまり興味がなかったが、今回は楽しくいい思い出ができた」と喜んでいた。オリニ交流会では「来年もチングに会いに必ず来る」と約束していた。朴団長は「猛暑のなか、スタッフ全員の協力で成功させることができた」と喜んでいた。
韓国語と歌学ぶ…民団大分本部
民団大分本部(呉成秀団長)は16日、杵築市の海の家「豊洋荘」でキャンプを実施。オリニ23人が保護者に伴われれて参加した。行事を主管した婦人会大分本部や大分青商の役員の見守るなか韓国語や歌を学び、伝統遊びにも興じた。
昼食は婦人会が手づくりの料理をふるまった。
(2018.07.25 民団新聞)