334社・団体(海外53社含む)が参加した「国際ロボット展」が9日までの4日間、東京・有明の国際展示場(ビッグサイト)で開かれ、韓国の伝統文化ロボット「ドンドクンロボット・ハンマダン」公演が注目を浴びた。
演目は、朝鮮王朝の先王を奉る「宗廟祭礼楽」と「扇の舞」「跆拳舞」の3つ。祭礼楽では16台のロボットが荘厳なメロディを奏でた。躍動感あふれる扇の舞には、会場から「かわいい!」の声が飛んだ。
伝統公演芸術振興財団の関係者は、「韓国では2年前から、全国の小学校を中心に巡回中で、子どもたちに大人気。今回主催者の招聘により初来日した。このような文化ロボットが珍しいので喜ばれた」と語った。
一方、在日同胞の尹祐根さんが取締役を務めるライフロボティクスは、介護・福祉用自立生活支援のロボットアームを出展した。直立伸縮型のため狭い空間で安全に使え、身の回りの動作を手伝ってくれる。来春に実用化する計画だ。
(2013.11.20 民団新聞)