国連総会第3委員会(人権)は19日、人権状況が継続悪化している北韓に対し、人権弾圧をやめるとともに、国連人権理事会が今年3月に設置した人権侵害に関する調査委員会について、北韓が全面協力するよう強く求める決議案を全会一致で採択した。
決議案には、北韓当局による拷問や公開処刑に強い懸念を表明、政治犯収容所を即刻廃止、政治犯の無条件の即刻釈放などが盛り込まれている。また、強制送還された脱北者に対する処遇の改善と人権状況の公開を促している。
北韓人権決議案は韓国、日本、米国、欧州連合(EU)など59カ国が共同提案し、昨年に続き全会一致で採択された。決議案は12月中旬にも、総会本会議で採択される見込み。
同様の決議は2005年から9年連続で採択されている。
(2013.11.27 民団新聞)