【宮城】食文化を通じた国際交流の促進を主な目的とした「韓国キムチフェスティバル」(駐仙台総領事館など主催)が20日、仙台市内のホテルで行われ、約220人が参加した。
使用した白菜500株は、東日本大震災で津波の被害を受けた岩沼市でキムチ向けに生産されたもの。全農県本部などが被災地の農業復興、農産品のブランド化をめざして生産した「秋の祭典」と呼ばれる品種だ。総領事館と民団宮城は苗の定植、収穫にも参加してきた。
参加者はあらかじめ塩漬けしてあった白菜を手に取り、唐辛子やニンニクなど15種類以上の食材を混ぜたヤンニョムを丁寧に塗り込んでいった。民団宮城で韓国語を学ぶある受講生は、「ヤンニョムは自分で作るのが難しそうですが、きちんと勉強したいです」と話していた。民団からも田炳樽団長をはじめとする3機関長や婦人会長ら14人と鄭圭泰中央本部顧問が参加した。
(2013.11.27 民団新聞)