掲載日 : [2023-06-07] 照会数 : 1335
神戸総領事館「韓日協力方案シンポ」、自由、平和、繁栄へ
【兵庫】駐神戸韓国総領事館(李相烈総領事)は1日、神戸国際会館セミナーハウスで「自由、平和、繁栄増進のための韓日協力方案」をテーマに韓日シンポジウムを開催した。
第1セッションで神戸大学の木村幹国際協力研究科長が、改善へと向かう「最近の日韓関係の動き」について基調講演を行った。
木村科長は、3月に元徴用工問題の解決策を発表して以降の一連の動きを振り返り、「驚くべき内容」「韓国側ですべて完結している」と振り返った。これは韓国側の発表にいち早く在韓米国商工会議所が支援を表明し、4月には韓米首脳会談が実現したことを指している。
木村科長は「国際社会における韓国のステイタスが向上した」と指摘。一方、「歓迎」の表明にとどまった日本側の受動的な姿勢に「日本側にもアイデアとリーダーシップが必用」と苦言を呈した。
引き続き、有識者が政治・軍事、経済・安保、社会・文化各分野で韓日両国の協力方案について提言した。このなかで、広島市立大学広島平和研究所の孫賢鎮准教授が両国間安保協力の正常化づくり。大東文化大学経済学部の高安雄一教授は次世代半導体の共同開発とサプライチェーン安定化のための協力を求めた。
会場には民団関係者のほか、日韓親善兵庫県議会議員連盟(山本敏信会長)、日韓友好神戸市会議員連盟(吉田謙治会長)のメンバーが多数参加した。
(2023.6.7民団新聞)