掲載日 : [2023-03-01] 照会数 : 1671
「民団への最後の奉公」 大阪本部に3千万円賛助
[ 洪純一さん(左)と民団大阪本部3機関役員 ]
【大阪】民団大阪・旭都島支部団員の洪純一さん(89)が民団大阪本部(李元徹団長)に3000万円を賛助したことがこのほど、わかった。2月20日、李団長はじめ鄭弘議長、許槿一監察委員長ら3機関役員7人が洪さん宅を訪れ、感謝の意を述べた。
洪さんは1962年から80年まで大阪の北浜電話局、本町電話局に「韓国人として本名に誇りをもっている」として本名で勤務した。当時としては珍しかった。
81年から同支部(当時は旭支部)代議員を皮切りに議長、支団長を歴任。98年から04年までは大阪本部の権益擁護委員長を務め、03~04年には中央本部の権益擁
護委員会委員も兼務してきた。
大阪本部には過去、年に数百万円規模で賛助してきた。洪さんは今年で90歳を迎え、「終活」に入ることから「民団への最後の奉公という気持ちで」寄付を申し出た。
李団長は「突然の大きな賛助に驚きと感謝の気持ちで感無量。(洪さんの)気持ちに応えるべく活用させていただく。本部会館内も改装したのでぜひ来てください」と呼びかけた。
(2023.3.1民団新聞)