掲載日 : [2023-03-01] 照会数 : 2502
オリニジャンボリー初開催から21年 名古屋で同窓会
[ 白菜と大根のキムチ漬けを体験する参加者たち ]
次世代の担い手つなぐ
【愛知】愛知県内在住の「オリニ・ソウルジャンボリー」参加者による「同窓会」が2月23日、名古屋市内の中村学習センターで開かれた。民団愛知・中村支部(尹俊鍾支団長)の呼びかけに瀬戸支部(鄭友宏支団長)、東中支部(李豊宏支団長)をはじめとする各支部が呼応し、実現した。2001年参加の第1期生を含む11人がキムチづくり体験を楽しみながら仲間たちと旧交を温めた。
李沙蘭さんがオリニジャンボリーに参加したのは20年前のこと。「他府県から来た人と交流できた」と当時を懐かしそうに振り返った。当時の友だちとはいまもラインでつながっている。同窓会については「たくさんこういう機会が増えればいい」と期待を込めた。
徐令奈さんはソウル市内を探索するスタンプ・ラリーを懐かしそうに振り返った。途中で道に迷い、片言の韓国語で道案内を頼んだことは忘れられない思い出だ。李さんとはこの日が初対面だったが、オリニジャンボリーの話題ですっかり仲良しになった。
鄭彩奈さんは同期の趙徳来・礼来兄弟と久しぶりの再会を果たすことができた。
瀬戸支部の鄭支団長は「次世代をつなぐ通過点としてとてもいい試みだと思う。回を重ねていけばさらに実が成る」と期待していた。
東中支部の李支団長も「ジャンボリー参加者のアフターケアができていなかった。これが一つのきっかけになればいい」と語った。
同窓会では中村区でキムチの店を経営している朴和生中村支部副団長の指導で白菜と大根のキムチづくりを体験した。コロナのためジャンボリーには参加できなかったという名南支部の小学生兄妹は「こんなに楽しいとは思っていなかった。来てよかった」と喜んでいた。
同窓会を主催した民団中村支部の尹俊鍾支団長は「たとえ15人でも来てくれたらと思っていたのに、各支部の協力で11人も集まった。次世代がお互いに友だちになり、つながるきっかけになれればいい。これから継続していくことで輪が広がっていくことを期待している」と語った。
オリニジャンボリーは21世紀に入った2001年8月、陽智パインリゾートに325人が参加して第1回が開催され、18年まで計10回を数えた。1期生はすでに35、36歳になっている。
(2023.3.1民団新聞)