掲載日 : [2010-10-27] 照会数 : 4706
在韓被爆者を慰問 婦人会広島創立60周年記念
陜川郡 車いす3台寄贈
【広島】婦人会広島本部(宋姫子会長)は1日、慶尚南道陜川郡にある大韓赤十字社陜川原爆被害者福祉会館を訪ね、車いす3台を寄贈した。車いすの購入資金はごま油や空きカン、プルタブなどの売上金。今回の訪韓は同本部創立60周年記念事業の一環。
同福祉会館では広島で被爆し、帰国後も病気や後遺症に悩まされてきた同胞100人以上が、医療支援を受けながら生活している。人恋しかったのか、婦人会一行の訪問には喜びを隠しきれないようすだった。懐かしい日本の歌を一緒になって歌い、踊った。
宋会長は、「悲しい歴史は決して繰り返してはならない。婦人会としても平和で暮らしやすい世界になるような活動をこれからも続けていかなければ」と自らに言い聞かせていた。
在韓被爆者はソウルや釜山など14地域で2645人(2月26日現在)を数える。
(2010.10.27 民団新聞)