掲載日 : [2010-11-03] 照会数 : 3983
ムーダンの祭礼大阪で安世鴻写真展 「海巫 韓国の豊漁祭」
【大阪】韓国の海岸でムーダンたちが執り行う伝統的な祭礼、クッをカメラを片手に追い続けるドキュメンタリー写真家、安世鴻さんの写真展「海巫(ヘム) 韓国の豊漁祭」が大阪市中央区のギャラリーアセンス美術で開かれた。
村の安寧と豊漁を祈るクッは漁民にとって重要な伝統儀式で、出漁を前に必ず行われる。安さんは10数年前から各地の海岸、さらに済州島まで足を伸ばし、カメラに収めてきた。
展示作品は計41点。すべて初公開だ。撮影した写真は韓紙に焼き付け、白黒のコントラストを際立たせている。
ある日本人の男性(60)は、「沖縄の文化とも似ているような気がする」と興味深そうだった。生野区でチャンゴを習ったことがあるという日本人の女性は、「どの写真もすばらしい」と感嘆した表情だった。
(2010.11.3 民団新聞)