掲載日 : [2017-07-12] 照会数 : 4900
戦前の朝鮮体験元教員が思い出…民団鳥取「在日講座」
【鳥取】民団鳥取本部(薛幸夫団長)は6月29日、同本部に元教員の市谷尚三氏を講師に迎え「第32回在日講座」を開いた。テーマは「戦前における朝鮮での思い出」。
市谷さんは小学校3年まで日本の植民地下にあったソウルで過ごした。当時の記憶をもとに、植民地支配の構図、戦争の悲惨さを能弁に語った。それはまさしく心からの叫びに近かった。「日本が何をしたか。韓国の人が何を感じていたか。どんな扱いを受けたか。ぜひ、歴史を直視して聴いて考えてほしい」「戦争だけは嫌だ、許してはならない」
薛団長は「語り部の生の臨場感はこれまでの在日講座にはなかったもの」と満足そうに感想を語った。
(2017.7.12 民団新聞)